おのれとの戦い
Leica M4 with Summaron-M 35mm/f3.5


先日、久しぶりにデパートで買い物をした。
夫婦で出かけることはたまにあったのだが、自分一人でデパートへ買い物へ行くことが滅多にない。
普通の男性なら皆さんそうだとは思うのだが。
そのデパートで積立金が満期を迎え、まとまった金券があるため、たまに買い物をしたらという妻からの提案もあり、そういえばNikonのコンパクトデジカメがそろそろ限界にあるのでその代わりのカメラでも買ってくるかと思ってデパートへ出向いた。

そのデパートの7階には家電エリアがあった。わずかなスペースに、掃除機が3機種ほどとデジカメが4機種ほど、あと細かいものが少しずつ陳列されている。
子供の頃は、大型電機店などなかったから、色々なものが一か所で買えるこういうデパートへ来るとウキウキしたものだが、いまこの歳になって改めて売り場を拝見すると、商品の少なさに閉口した。
これはつまり、ここに無い商品はカタログから注文せよということか。

さて、陳列されたカメラを見てみた。ふむふむ、どれも半年以上前に発売された初心者向けモデルであるにも関わらず、おまけに展示品限りのくせに3万円近くの値札が付いている。
4機種ほどしかないので、ほとんど選択の余地が無いのも同然ではあるが、色がシルバーと無難で一番レンズの性能がよさそうな機種を買うことにした。ちょうど商品の入れ替えのため30%引きとなるのも大きい。
心の中では、某カメラショップで買えば半値以下なんだけどなあ、などと思いながらも、店員さんに声をかけて金券で清算をした。

一連のデパートでの買い物を振り返ってみた。
まず、店員は忙しそうに伝票を書いていて、声をかけるとマニュアル通りの対応で、商品をアピールするわけでもなく、うつむいたまま淡々とカメラを箱詰めしていた。
早速帰宅してカメラを見てみると、とてもコンパクトで軽い。しかし、液晶画面には指紋がたくさんついて、おまけに1cmほどの傷も付いていた。また説明書はよれよれの状態で折れがあった。
おまけにバッテリーは完全に放電しきっている。恐らく何カ月も充電されていないのだろう。
展示品なのでしかたがないといえばそれまでだが、その場で気づけばもうちょっと値切れたかもしれないと思うと残念さがあった。

景気が悪いのもあり、都会の老舗デパートなんかもあらゆる手を尽くして売上アップをはかり存続をかけている。都会でそうなのだから、大型店舗がひしめく地方では、デパートはさらに厳しい経営を強いられているのは言うまでもないはず。
客はわざわざデパートで買うのには、普通のショップとは違う付加価値をデパートへ求めているはずである。高所得者層を除けば、たいていの庶民は付加価値すらなければわざわざ値段が高いデパートで商品を買うことはない。
この点を店員が十分承知していれば、モチベーションも変わってくるはずであろう。

今回の買い物は先の通り少し残念だった。
いまいちど時代にみあった商売の在り方を見直してはどうか。


$おのれとの戦い
(CONTAX G1 with Sonnar 90mm/f2.8)


インターネットが世に普及してから十数年以上は経つだろうか。
当時は、テレビや電話などのメディア通信媒体に加えて、インターネットはある一つの媒体にすぎなかったはずだが、今や電話と同等かそれ以上に重要な通信インフラとなっている。

ここ何年か、会社帰りによく図書館へ寄ってはいろいろな分野の書籍を借りてみている。
図書館を使う理由は、本を買うと家の場所をとってしまう、ということが一番大きいが、小説なんかは図書館で借りたほうがじっくり読めるし、気に入らなくても損失がない。
また、違う分野のことも知りたいときにも書籍への投資が少なくて済む。(本当に必要な書籍かどうかを吟味できる。)

図書館も自分が子供の頃からみれば本の種類や数がかなり増えたし、雑誌なんかも結構マニアックなものが最新版とバックナンバーが豊富にそろっていたりする。
それらも貸出してもらえるのだから、図書館を利用しない手はない。

先日も、家から10kmほど離れてはいるが、最近オープンした新しい図書館で本を数冊借りたのだが、さて返却期限が近付き困ってしまった。当然ではあるが、またその少し遠くにある図書館へわざわざ返却しに足を運ばねばならないのかと。
ダメもとで、会社帰りに寄れる違うほうの図書館へ電話で聞いてみると、市内の図書館ならどこへでも返却できるとのこと。なるほど、それは便利なシステムだ。
その後「貸出延長もネットで手続きできますよ。」と、こちらが聞いてもいないのに親切にお姉さんが教えてくださった。
ちょうど、できれば延長しようかと思っていたところなので、早速ネットで手続きしておいた。
とても便利な時代になったものである。
しかし、ネットのシステムのユーザーインターフェースはいただけなかった。もう少し一般的なシステムを研究してもらい、ぜひとも使いやすいものへ改良していただきたいと思った。
$おのれとの戦い
Leica M4 with Summaron-M 35mm/3.5


最近、「断捨離」という言葉を目にしたり耳にしたりすることが多い。
要は身の回りを常に整理整頓し、不必要なものを極限まで減らしシンプルに生きましょう、
ということ。
ある学者さんの研究では、チベットのとある遊牧民の一家の全所有物は、日本人の平均的な家庭の所有物の半分以下(実際にどれだけかは失念)という結果もでている。
「断捨離」は物理的なことだけではないらしい。持ち物を減らせば、それだけ心にも余裕が生まれるという。

関連して、焼き肉は大変おいしいのであるが、現代人の肉の消費量はとてつもなく多いと容易に想像できる。つまりは、一日に数多くの牛や豚、鶏などの命が犠牲にもなっていると言えるだろう。
人間はこうした命に支えられてはじめて生きられるということも常に気にとめておくことが大切であるとともに、このような大量消費についても改めて考え直さなければいけない。

最近はまた身の回りにものがあふれつつある。確かに心にも余裕がなくなってきて、いつも何かを探したりしている気がする。
「足るを知る」これも好きな言葉である。
$おのれとの戦い
Leica M4 with Summaron 35mm/f3.5


写真は、神戸の街中をスナップした時のもの。(2011年5月)

ライカ、ズマロンで撮った写真は、色の階調とか解像度が他のレンズと違う気がする。
どこか繊細というか、細部までとてもよく写る。
色のりは正直言うとおとなしめだと思うが、その時の雰囲気をちゃんと写している。
ツァイスレンズは、その点こってりとした独特の色のりになるし、想像した世界を映し出す感じもする。

$おのれとの戦い
CONTAX RX with VS28-85/3.3


2010年に金沢港に入港した時の写真である。
「海の貴婦人」と呼ばれるほどで、帆を広げるとまさに貴婦人のような上品さを感じる。