おけぴ観劇会5/19マチネ@M列下手端

 

 

 

楽しみにしていた東京公演唯一のキャストの日

こんすずさん×海作さん×平野リンさん×水原唯さんキラキラ

 

まさにこの世界(日生)の片隅にのお席でした💦が思ったよりも見易いし端でも横通路なので通路側に身体斜めにして観ることが出来ましたチュー(終演後背中痛くなりましたが💦)

 

 

寡黙な周作さんなので、いつもなら(表情筋豊かな)表情から察することが出来る海宝さんからでも伝わるものが感じられず(友人曰く先生は笑顔のないお顔は怖いと)どうにかして海作さんの心情を探ろうとしていたのですが、もやもや高まるばかりで・・・が、映画のシーンでのこんすずさんの繊細なすずさんのドキドキと海作さんの迷いのドキドキが重なり初初しい戸惑いのふたり、からの橋のシーン。

 

”夢から覚めるとでも思うんじゃろうか?今覚めたら面白うない、今のうちがほんまのうちならええと思うんです”

 

こんすずさんの言葉を横で聞きながらどこか目線は遠く過去を辿っているかのようにもしくは覚めた夢(過去)のことを思いめぐらしているかのように見え、そこに目に生気が戻りうん一呼吸おいて頷き『あんたを選んだんはわしにとってたぶん最良の現実じゃ』と。

 

覚めた夢(過去の白木リンさんとのこと)に別れを告げと覚めない夢(今横に現実にいるすずさんのこと)を愛おしいひとを大事にしようという決意の歌のように感じたのです。あぁそうか・・・と気づいた東京中日。繊細に丁寧にすずさんを生きる昆ちゃんと繊細に海宝さんが思う周作さんを表現、おふたりの繊細さのパフォーマンスからみえた(私感)すず&周作、最高でしたキラキラ

 

昆ちゃんすずさんは、周作さんとの対比もあるのか、表情豊かにこにこ笑顔でやわらかな風を纏うようなすずさん。かつコミカルさを纏う(周作さんにハゲと指摘されるシーンの手で来ないでの身体を捩る姿が可愛くてハート)(荒ぶる)感情を表さない穏やかなすずさんが、腕を無くしてからの晴美さんのことリンさんのこといろんなことが重なり玉音放送で一気に爆発させる慟哭と怒り、ここへ一気に持ってくる昆ちゃんすずさん、戦争への怒り、信じていたものへの疑心、憔悴訴えがものすごく伝わる。

 

水原唯さんのストーリーテラー部分の語りがやはり好きです。小野塚さんの水原さんはとっても”陽”なんだけど、唯さんの水原は不器用さが生きづらさが感じられます。四季プリンシバルさんだなという”深み”とまわりとの融合というかバランスを考えられているようなお芝居を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

昆ちゃんとだとカテコ捌け際でふたり手を繋いでお辞儀してくださるのが、とってもほっこりしてにこにこになっちゃう、ほっこり優しい気持ちで劇場を後にできる幸せよ照れハート