この世界の片隅にキラキラ

初日5/9@1階G列下手センターより

 

 

原作:こうの史代
脚本・演出:上田一豪

音楽:アンジェラ・アキ

 

浦野すず:昆 夏美
北條周作:海宝直人
白木リン:平野 綾
水原 哲:小野塚勇人
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月 桂
白木美貴子、川口竜也、加藤潤一
飯野めぐみ、家塚敦子、伽藍 琳、小林遼介、小林諒音、鈴木結加里、高瀬雄史、丹宗立峰
中山 昇、般若愛実、東 倫太朗、舩山智香子、古川隼大、麦嶋真帆 ※敬称略

 

 

初日無事開幕おめでとうございましたキラキラ

 

そばに居てくれている人を、居させてもらえることを感謝し大事にしようそんな自分の居場所の大切さ温かさを改めて想い感じました。

 

事前に原作を修得していると、時系列がバラバラで初見の方はすずさんの姿をみてはて?今は?と混乱するんじゃないかな?と頭の片隅で思いつつ、でも(原作通りに)淡々と粛々と物語が進むとなるとこの作品に込められた”キー、肝”が見えづらくなるのかな、私が観劇後の感想が↑だったので、作品の一豪さんアンジェラさんの”意図”は感じられたのではないかと思います。

 

※日生でおなじみリスくんウインク

 

カテコで初日の挨拶がゴリさん(加藤さん)MCによりあり、すず役の昆ちゃんと周作役の海宝さんからご挨拶がありました。海宝さんのやり切り終えた清々しい笑顔がとても素敵で、昆ちゃんの(私が言いたいことはすべて)旦那様の海宝さんが言ってくださったのですけど、の前置きがなんだかふたりがひとつ、同志のようにかつ(役柄にリンクして)夫婦のようで見合ってねぇって微笑みあうおふたりにほっこり照れ

 

昆ちゃんすずはやわらかくておっとりしていて戦火中でも”日常”の時が流れかつたんぽぽ畑にいるような穏やかな時が流れるような、広島(呉)弁が板について出身ですか??って思うほどすずさんそのもの。穏やかだからこそ、間に挟まれた戦争の惨状がまざまざを浮かび上がり胸を突き刺す。穏やかな分、玉音放送聞いた昆すずさんの”怒り”と”慟哭”が”戦争”の憤りがものすごくこちらに伝わる。胸が痛い、、、

 

海周作さんの真面目さが周作さんの実直さをよく表している。前方に座っていた観劇友さんが、防空壕を掘るスコップをきちんと真っすぐに立てかけていたこと、スイカの種を懐紙に出して手を拭いてお片付けしていたと(笑)そして昆すずさんのスイカの種も取ってあげていたとか!(よく見てる)海宝さん(素)の優しさとかが滲み出る周作さん、好きですチュー(告白(笑))


祝言シーンの海作さんの紋付き袴ラブ昆ちゃんの鮮やかな着物(看板のオレンジ色はおひさまとこのお着物の色もかけてるのかな?)ほわほわ可愛くておふたりとも七五三みたい(と思ったの😅)

 

音月さんの径子さんの2幕ソロはアンジェラさんの込めた想いを体現表現音に乗せ素晴らしかったです。

 

綾ちゃんのリンさんの儚き色香、さすがでした。

 

※こちらも公演別ドリンク2種まずはこちら新緑薫る”れもんみるく”(レモンミルク+緑茶+レモンスライス)

 

結構な八百屋舞台かつ盆、キャストの皆様足腰ご自愛ください🍀

 

昆ちゃん海宝さん共演はたくさんあるけれど、やっと幸せなおふたりが拝見できて嬉しかった、そんな日生劇場の片隅にのひとときでした照れ