@4列センター下手より

 

 

 

6回目。 東京公演も(寂しいけれど)ゴールが見えてきましたね。とともに演劇が演技が"熟した'そんな風に感じた回でした。まさに芸術(文学)への強い信念の熱意がみなさま溢れていて圧倒され、少数精鋭の団結力とパワーとハーモニーの余韻が続いています。

 

海セフンが目線の先で(ファンとしては)ベストなお席でした。がなぜだか涙腺は緩まず。演者さんの熱さに圧倒されたのかはたまた久しぶりにお会いできたけん友さんにいわれた(静観するといった意味合いの)そういう回だったのかもねと言われ、確かに確認することがいくつかあって、俯瞰して観ていたのかも?と思ったり。

 

泣けることがいいというわけではないけれど、泣けないと心に響かなかったのか自分の感性がないのかと落ち込んじゃったりするけど、そういう言葉に救われたり。”言葉”って本当に刃になったり支えになったり。まさにファンレターの世界ですよね。自分の何気なく発してる言葉も気を付けなければと思ったりいろんな気づきをくださるファンレターですね。

 

 

ユンとヘジンのシーン、咳き込むヘジンの背をさすりながら自身も咳き込み二人して咳き込みながら笑いあうシーン。見合わせる目がお二人とも柔らかで友情を感じ温かくなり。死にたくないと絶叫するヘジンに寄り添うユンが同じように泣き、嗚咽しながら去っていく後ろ姿にユンの想いが辛くて。このおふたりのシーン、日に日に熱くなっていってますね。
 
日に日にといえば、晴香ちゃんヒカル、きゃっ!と肩をすぼめてびっくりしたあの可愛さから母性感じる包むこむような穏やかな笑顔からあぁあぁ~と恍惚する狂気様へと変化する様はこちらも日々しっかりとその濃淡が浮き彫りになって恐ろしいほど。
 
海セフンは自身のストーリーの中で翻弄され悩みながら純愛を貫きラストの手紙へと行きつくその過程を繊細に丁寧に魅せてくださっている。私の東京観劇はあと2回、大事に観させて頂きます。