133Xe&135Xe(xenon:キセノン)の存在~「今其処にある危機」は現在進行形~ | GABRIEL's Blog

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鳩山由紀夫始め民主党がイヤ過ぎて頑張ってみた。
閲覧数万の記事は反韓・反英米右派ウケするものなので政権交代したし削除しました。

団長のエントリは表面的な歴史や宗教史やネットスラング知っているだけじゃ、読み解けないDEATH(・ω・)

もしかして以下の発表で、左派の方面界隈以外大騒ぎにならなかったと思って油断しましたか-?
nonpoliticalや保守でも疑っている人多くなっているのですよ-。


文部科学省による放射線量等分布マップ(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)の作成について(平成23年10月31日)(PDF:1391KB)
GABRIEL's Blog-129mTe-2011/11/01from文部科学省

129mTe-2011/11/01from文部科学省

GABRIEL's Blog-110mHg-2011/11/01from文部科学省

110mHg-2011/11/01from文部科学省

私は取り敢えず放射能汚染されていない地域に居ますが、福島第1原発人災核爆発事故の当初から核種の種類がどれだけあるのかが気掛かりでした。
当初からTe(tellurium:テルル)やXeの公表はマスゴミにもありました。
でもその後は131I・134&137Cs・90Sr・240&239&238Pu辺りばかりでしたね。
やり方は“後出しジャンケン”ですけどね。

精々国内外のsiteからの情報と経済産業省から東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放出された放射性物質に関する試算値についてという報道発表内容、及び爆発以降度々映る湯気や煙のlive映像から“緊張感を継続する必要性”を抱きながら政府の「炉内温度低下」「収束」という文言は殆ど疑っていました。
恐らく“危険厨”は私とほぼ同じ認識でいたと思います。

結局政府は核種発表も少々隠蔽していたというヲチになったようですね。
8月発表のpdf
Xe-133 3.4×1018 3.5×1018 4.4×1018 1.1×1019

Te-127m 2.5×1014 7.7×1014 6.9×1013 1.1×1015
Te-129m 7.2×1014 2.4×1015 2.1×1014 3.3×1015
Te-131m 2.2×1015 2.3×1015 4.5×1014 5.0×1015
Te-132 2.5×1016 5.7×1016 6.4×1015 8.8×1016


という内容だったのですから。

WSJ日本版
福島第1原発の2号機からキセノン放出か-核分裂起きている可能性
2011年 11月 2日 18:50 JST

【東京】原子力安全・保安院は2日、キセノン133、135が東京電力の福島第1原子力発電所2号機の格納容器内で検出された可能性について調査していることを明らかにした。

 キセノンは、核分裂によって生成される。東京大学の田中知教授は、「原子炉で核分裂や臨界が起きている可能性もある」と述べた。

 保安院の広報担当者によると、キセノン133の半減期は5日、キセノン135は9時間であることから、放出はつい最近とみられるという。また、非常に微量であったため、ほかの物質であるかもしれないという。

 田中教授は、キセノンが検出されたとすれば、中性子がまだ原子炉に存在し核分裂反応を起こしていることを示していると述べた。ただこのことが、連続して核分裂反応が起きる臨界が起きていることを示しているわけではないと強調した。

 保安院幹部は核分裂反応がもし起きたとしても非常に小規模だと述べた。

 保安院によると、原子炉の温度や圧力には異常はないという。しかし予防的に2日午前、ホウ酸水の注入を開始したことを明らかにした。


日本語を母語とするマスゴミは何故か変な情報しか出さないですが、上記の痛烈な皮肉を込めた独ZDFの番組中の指摘通りで一時的なものではないという事なのです。
原子炉の底に落ちた燃料棒等、反応する物質総てを取り除かない限りは。


これは「xenon」でnews検索したもの。
Xeが検出された事実が極めて重大で、今後の先行きに注視しているという状況ですね。

何故、キセノン(Xe:Xenon)が重大視されるのか?
答えは簡単。
元々専門の方々や既に色々情報収集されている方々は、「やっぱりね」「更にマズイじゃない」と考えているでしょう。
中には「爆発直後にもXe同位体は複数検出されていたのでは?」とか「爆発当初からズッと検出されていたのでは?」と、疑惑の目を注いでいた方もいるでしょうね。

Wikipedia
キセノン

(抜粋)
常温常圧では無色無臭の気体。融点-111.9 °C、沸点-108.1 °C。空気中にもごく僅かに(約0.087 ppm)含まれる。固体では安定な面心立方構造をとる。

用途
キセノン135は中性子を吸収する能力(中性子吸収能)があり、原子力発電の分野では「毒物質」として働く。核分裂生成物として発生したキセノン135によるキセノンオーバーライドは原子炉の制御に大きな影響を与える。地下核実験では時間が経つにつれて大気中にキセノン133が放出されるので実験の成功・失敗の判断の一部にキセノン133の大気中への放出を調べることがある。

同位体
131mXe は、半減期約2日で 131I のベータ崩壊により生成され、ベータ線を放出し 131Xe になる。
133Xe は、半減期約5.2日でベータ崩壊し安定同位体の 133Cs になる。
134Xe は、134Cs の崩壊により生成された 134Ba が軌道電子を捕獲し生成される。


キセノンの同位体
天然のキセノン(Xe)は9種の安定同位体からなる(124Xe、126Xe、134Xe、136Xeは二重ベータ崩壊を受けることが予測されるが、これまで観測されたことはないため安定同位体と見なされる)[1][2]。全元素中においてキセノンは、安定同位体が10種のスズに次いで2番目に多くの安定同位体を持つ[3]。

キセノンは40種以上の放射性同位体が知られている。129Xeは129Iのβ崩壊によって生成する。また、131mXeと133Xe、133mXeそして135Xeは235Uと239Puの核分裂反応によって生成するため、核爆発の指標に使われる。
人工的同位体である135Xeは原子炉の稼働において非常に重要である。135Xeは2.65×106 bという非常に大きな熱中性子断面積を持ち、核反応を減速または停止する中性子吸収体としての役割を担う。これはプルトニウム製造のためにアメリカのマンハッタン計画で作られた初期の原子炉で発見された。

キセノンの放射性同位体は、原子炉中の燃料棒の亀裂から放出した核分裂ガスまたは冷却水中の核分裂したウランから比較的高濃度で見られる。これら同位体の濃度は自然発生する222Rnに比べても低い。

隕石中のキセノンの放射性同位体は太陽系の形成と進化の研究の強力なツールである。放射年代測定のヨウ素-キセノン法からは、宇宙の元素合成と原始太陽系星雲の固体濃縮との間の年数が得られる。



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