(7/28からのつづき)
〈モチーフでのアソート販売〉 福山はバラの似あう街になった…
例えば、「バラ」の花びらや一輪を思い浮かべて歴史をたどってみると、かのクレオパトラは、赤いバラの花びらを浮かべたお風呂を好んだ。
次には時空を超えて、エチケット・マナーの発祥の地である「ベルサイユ宮殿」に想いを馳せてみよう。
そこは、悲劇の王妃と言われた「マリー・アントワネット」が、長くはないが幸せな日々を送ったゆかりの地だ。その花をこよなく愛し、宮殿内の「村里」では薔薇が栽培されていたという。
王妃の肖像画には、薔薇を手にしたシーンが度々登場する。
また、ジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ「カルメン」では、カルメンとホセとの運命の出会いに、真紅のバラが重要な役目を果たした。
歴史に残る、情の濃い美女たちとバラの花々とがなぜか重なろう。
商いでは、「バラ色の微笑み」や「バラ色の庭園」などの用語が、接客や売場のメンテナンスの「心得・心支度」に使われる。…色はピンクのイメージ。
ところで、CI(コーポレート・アイデンティティ)としての「花」と言えば、髙島屋の包装紙やショッパーに描かれている「バラ(ローズ)」が、マスコットフラワーの代表例。
その花を好きなお客さまは、関連モチーフが描かれている商品なら、アソートで購入されるだろう。
最近、うれしい話が届いた。
本誌のバックナンバー(2011年8月号)で紹介させていただいた、福山物産協会の「食用バラ部会」の紹介記事に触発されたのなら喜ばしいが、髙島屋や天満屋で、今夏「贈答品」としてお取引きされているのが、食用バラで作った「ジャム」や、「フレーバーティ」「ジュース」などだ。
食用バラ部会の会長「町本社長」から初夏に伺った。
企業のマスコットフラワーと関連性のあるローズ(バラ)とが、取り持ったご縁の一例か。
各地では、公的・私的を含めて、手入れの行き届いた「バラ園」を観せてくれたり、その花を「モチーフ」に、服を作っているアパレルもある。
近隣のバラ関連のイベントでは、今年も去る5月17・18日に、福山市(人口約46万人)で「福山ばら祭2014・主催 福山祭委員会」が開催され、観光客や地元の人々(約81万人)が楽しい「思い出」のひとコマを作った。
人口の割には静かすぎる福山駅周辺も、その2日間は地元の著名企業・商店街・各種組合・公的機関が、心を一つにした「ローズマインド」で、パワフルな街と化した。
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」
7月号より
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