◆芸術を架け橋にして、文化を発信しながらお客さまに百貨店へお越しいただく… | 児玉千恵子アーカイヴ

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わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
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 今夏のことだったが、備後へ戻るその日に時間がとれたので、昔の後輩や部下に会おうと、「三越」本店に出向いてみた。…三越劇場では、14時から「新生ふるきゃら」の公演が控えていた。
 「ふるきゃら」は、かつて私が追っかけのサポーターとして、情熱を注いだミュージカル集団だ。
 最後に観てから、かれこれ15年以上の月日が経っていた。
 活動を休止(時代の波に流されて)した期間を経て、2010年の5月に、(株)チーム石塚(脚本・演出家)を立ち上げ、同年の7月には、ミュージカルカンパニー「新生ふるきゃら」として再び上演を開始した。
 出演者は実力派揃いで、「超」がつくほどの庶民的なメンバーの集まりだ。彼ら・彼女らと、三越劇場との“組合せの妙”に、心の中で「ブラボー」と叫んでしまった。
 常々、百貨店には「メセナ」や「フィランソロフィー」の香りが不可欠だと考えてもいた。
 メインスタッフには、「文化庁芸術祭賞」「スポニチ芸術大賞グランプリ」「東京芸術劇場ミュージカル月間最優秀賞」「舞台芸術家組合賞」などを受賞した、そうそうたるメンバーが新生にも集結している。
児玉千恵子@連絡簿-新生ふるきゃら「稲村の火」より  その時の上演は『稲ムラの火』というタイトルのミュージカル(1854年安政の南海地震に際して、復興に挑んだ「浜口梧陵」と村人たちの実話にもとづく物語)だった。
 彼は、「ヤマサ醤油」の後継者。
 思い出深い三越で、プロデューサーの「ひらつか順子」女史やその仲間と会えたから、広島行きの新幹線を最終便に変えても正解だった。
 観客は?…と見れば、夏休みだったこともあり、子供づれの若いカップルから、おしゃれなご婦人(熟女も)たちと幅広い層だった。
 隣席には、著名な協賛企業の面々(課長クラスとおぼしき男性含)も、ビジネスカバンを膝に載せて、熱心に見入っていた。
 こうして観劇や芸術を架け橋にして、文化を発信しながらお客さまに百貨店へお越しいただくことは、これからも大いに歓迎される。
〔PHOTO:(株)チーム石塚「新生ふるきゃら」 より〕
「ストアーズレポート」
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