各企業が「商いの花」をいっせいに咲かすだろう季節の流れの中で、ひときわ積極的な展開を見せているのが、スイス発の高級アパレル「アクリスジャパン」だ。
わが国では初の、社内資格制度「フィッティング・コンシェルジェ(商標登録済)」を導入し、3月末には受験者の32%が合格した。
チャレンジされた方々は、百貨店プロセールス資格制度「フィッティング・アドバイザー」の、2級・1級クラス以上の技能力を習得され、この分野のエキスパートとしては、かなり精度の高い「認定テスト」に合格された。引き続き全スタッフが、さらなる顧客サービスの充実に努める。
「接客・接遇サービス」は、プロFAとしての前提条件。また、いずこも手がけているような「サイズの詰め出し」だけでは、「顧客満足」の限界があり、競争がエスカレートする時代には、万全とは言い難い。
「スタイリスト」としてのノウハウはもちろん、既製服でも百貨店や高級服を扱う専門店には、服のイメージを損なわない「オーダー水準」並みの補正技能力「体形別補正」や、トレンドに対応できる各部位のシルエットの描き方などが、エキスパートとして期待される必須のエレメントだろう。
何代にもわたってお客様に愛されるために、何年も前に購入された服でも、それぞれの企業やメーカーの営業コストに見合う範囲で、愛情をもってメンテナンスして差し上げたい。…それが、たとえ「ワイドシルエットの服を、細身に」とか、「ダイエットで…反対に体形(型)が思いの外、ふくよかに変化した」といったケースでさえもだ。
そんなご要望を頂戴しても、最上級の「フィッター」なら、たじろいでしまうことはまずない。
もし、企業やメーカー本部の意向で、そういった事例に応えられなくても、不満を解消して差し上げられる、別バージョンのご提案ができるよう、オリジナルな「メニュー」を仕込んでおこう。
隠し味の効いた「スタイリングとフィッティング」の他にも、ささいなことへのこだわりも良いだろう。
例えば、
①「マイ・ピンクッション」…針やピンクッションの管理と見映えも、プロはおろそかにしないものだ。
『針山に プロの気合いが見え隠れ』
マイ・ピンクッションへの、
熱いこだわりがさえるフィッター
②メジャー扱い…「なぜ、既製服なのに採寸が必要か?」という、初歩クラスの質問が意外に出る。
「メジャーを使いこなせない人は、“道を知らない、タクシーの運転手”と同じ」だと、いつも答えている。(以下③から⑤は、次回につづく)
メジャーリングが上手にできてFA入門!
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【児玉千恵子のボディバージョン】