ひと月ほど前には、早くも09年度春夏欧州コレクションが各種メディアをにぎわしていたが、8月は、在庫一掃セールの厳しいラストスパートが続く!
後半になると、そろそろ秋の気配を感じることから、「葉落月(はおちづき)」が転じて、別称が「葉月」となったそうだ。
プロパー商品は、晩夏物の特別企画で乗りきるか、初秋物の早期投入で“おしゃれ心”をくすぐるのかが、大型店舗での今までの恒例パターンだった。
ところが、婦人衣料の伸び悩みが、各地から業態を問わず聞こえてくる今夏は、百貨店はともかく地方のSCの多くで、バーゲンセールの前倒しどころか、秋物をすでに6月末に入荷させているという異変が起きていた。
需要と供給のバランスが、取りづらい昨今は、人々の生活環境を取り巻く「マイナス因子」が影響して、消費マインドの冷え込みが加速している。相変わらず、商品(色・柄・デザイン)の同質化が著しいため、「いつ、どこでも買えるから…」という、消費者の心理も助長しているようだ。
時代は“前に進み”本来なら一人ひとりの「マイ・スタイリング」が、こなれてきてもいいはずが、トレンディ情報に振りまわされ過ぎて、「作り手」も、「仕入れをする側」も選択肢を自ら狭くしているケースが少なくない。
昨年から市場に展開されている「チュニック」もしくは、それに近いドレス一つを取り上げても、仕事の先々でうんざりするほど目にしたし、ふれ(VP作業)もした。
さすがに百貨店のインショップでは、価格に見合うだけのグレード感をキープしていたものの、ちょっとめには、低価格路線の商品とさほどの変わりは伝わってこなかった。
こういった市場の動向は、「一人十色」のおしゃれをしていた80年代から、まるで「十人一色」の60年代に戻ってしまったかのような商戦展開で、食指が動かない理由の一つだろう。
かたや、「エコライフ」への啓蒙運動・「温暖化防止策」への地道な努力は高まりをみせているが、猛暑の最中は、「快適温度」の大型店舗にこぞって人々が集まろう!
夏祭り那覇 2008 in 一万人エイサー
この頃は各地で「夏祭り」が盛んだ。那覇市の国際通りでは、「夏祭り那覇2008in一万人エイサー」が「8月3日・本番」に開催され、観光客と地元民を楽しませる。
また、徳島市では、「8月12日」を中心に、かの有名な「阿波おどり」が南国の夏を盛り上げる。
そこでおすすめは、“夏祭り売場”なるイベント!
風土にあった「おもてなし」で集客を図り楽しんでいただきたい。
下期商戦への「集客力」も、共感を呼べる三つの「催事・祭事・歳時」に勝敗がかかってこよう。 (次回につづく)
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」8月号「百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザー」No.48より
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