プロセールス資格制度では、「接客・販売」の基本マナーと、「採寸・直し・補正」関連の「知識&技術」に関する標準コード(各指定校ごとの)を受講後、2級以上が資格試験に臨むが、合格後に、持てる才能をさらに開花させているケースも増える一方、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、担当売場の配置替えで、力量を発揮できていないままのスタッフも少なくない。
たまたま目にしたブログに、「ギフトアドバイザー」に合格した社員らしき人が、「寝ても、覚めても、夢」という見出しで心境を載せていた。
いずこの百貨店なのかはわからないが、「掲示板や従業員エレベーター」に、フィッティングアドバイザー(レディス)に合格したスタッフと共に、顔写真を貼られたときの心境を、ユーモアたっぷりに綴っていた。
ブログに載せるくらいだから、「心と時間」にゆとりがある方だろう。…合格した「喜び」と同時に、会社から「期待されるモノ・コト」とを冷静に受けとめて、そうなった推移を、まるで「指名手配」されたような気分だと表現をしていた。
そういった柔軟性を、彼女は接客にも活かしてくれるだろう。
百貨店に近いエピソードとして私事で恐縮だが、紹介させていただきたいことがある。
第13回「ボディフィッター実践講座…インストラクターコース(日本繊維新聞社主催)」が初夏に開催されたが、受講者の中に、会社を経営されている女性(本業はスタイリストでカラーアナリスト)が同業の友人と同伴で出席してくださった。
私が担当の講座を受講した理由は、某百貨店(名古屋にある)の文化教室で、彼女自身が、「中高年のおしゃれ教室」を開講したため、プラスαの「フィッティング技術」を身につけたかったからとのことだった。
プロの方々が、こうして何人か毎回受講してくださるが、その後さらに、事業を発展させていかれるケースが増すごとに、新たな刺激をこちらがちょうだいできている。
少しづつ一般公開されつつある「百貨店プロセールス資格制度」だが策を練らないと、内野も外野も競争がエスカレートするだろう。
あくまで「資格取得」は、エキスパートへの“切り札”であるという気構えで臨みたい。
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート 」百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーNo.47より
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百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザー
第48回 「三つのサイジで暑気を払う葉月」
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