◆「ライフスタイル」を築き上げていく世代 | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
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 業種・業態を問わず、各種セミナーの折、タイミングを見ては、「スカーフのおしゃれが好きな方、手を挙げてください?」と問いかけてみることをしてきた。が、スカーフ大好き人間は、受講者の一割にも満たないことがほとんどだった(因みに私の趣味はスカーフコレクション)。
スカーフのおしゃれ  百貨店は他業態より、スカーフの扱い量が多い。…仮にスタッフの一人ひとりが、3千円(バーゲン品含)から5千円、1万円、そしてラグジュアリーブランドの5万円までのいずれか一枚を購入したとしたら、自らのおしゃれ体験を、自信を持って語れるようになるので、説得力のある「プラスワン販売」の成功につながろう。
 結果、全支店を合わせると膨大な売上高になるであろう(チリも積もれば山となる…?)。
 ネクタイもしかりである。…マニッシュに装いたいなら、女性客の開拓も不可能ではない。

 例えばドレッシーに装いたいなら、ウェストベルトやチョーカー風にもアレンジできる。おしゃれに目ざめると、性を超えた「ノンセックス」の着こなし提案が何通りもできるようになる。紳士服担当の頃、単価がはる紳士物を、婦人客にご納得して着ていただいた。
 ここ数年来の傾向として、フィッティングアドバイザーも他のFAも、トレンド情報にばかり気を取られて、並みのスタイリングばかりおとどけしてはいまいか?
 贈り主のご予算に合えば、高額なブルゾンやジャケットも、贈答品としておすすめできる。
 ギフトカタログや、承りセンターで対応しきれない、温もり感のあるパーソナルなギフトは、店内にあるいずれの品でもパッケージできる
 課題は、「誰が、いつ、どのように、どこに、何を?」アプローチしていくかである。
 経営士会の先輩(銀座の和光出身)から、「お金持ちほど物を買わない傾向がある」という話を聞いた。…ひと通りの物はすべて所有しているから、だそうだ。
 ということは、その上の“スーパーリッチ”か、一般人の「買い換え・買い足し」需要を探り当てるか、もしくは未来に向かって少しずつ、自分らしい「ライフスタイル」を築き上げていくであろう若い世代を狙っていくべきところか?
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕

「ストアーズレポート」 百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーより抜粋
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