◆自らの感性とセンスをブラッシュアップ | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
児玉千恵子アーカイヴの公式ブログ

 先日、銀座にある「クリスチャン・ディオール」のウィンドーで、ブルーデニムのワンピースを見た。
スタイリングフィッター  インポート服だから、袖丈が長いのも当然だ。
 しかしそれは、わが国の、トールサイズ服に比べて、極端に袖丈が長い感じがした。
 目測をしてみると、65センチはゆうに越えていた。(JISサイズで9号の身体寸法は、手首のくるぶしまでの値が54センチ前後、トールサイズの既製服は袖丈が58センチ前後の仕上がり)
 かつて「ルイ・ヴィトン」が、国内で衣服の展開をする直前に、バッグ類を販売していたFAと他社から採用されたスタッフの方々を対象に、「ボディフィッター研修」を務めさせていただいたことがある。サンプルをチェックすると、かの有名なモデル「ナオミ・キャンベル」が着ても、袖丈は親指の付け根が隠れるほどの長さだった。
 また数年前には、「シャネル」のコーディネーター・バイヤー・インストラクター・FA(全店から選ばれた代表スタッフ)の方々に研修をさせていただいた。が、やはり袖丈は日本の成人男子のL判のジャケット(袖丈が約60センチ強)より長かった。
 いずれのブランドも、ウェストをシェイプアップした、欧米人のプロポーションに合わせた美しいシルエットの作品ばかりだった。
 近ごろは、日本人のプロポーションも、欧米人に負けないほど良くなってきたが、依然としてまだSサイズの成人女性のニーズも高い。
 かつて在籍した企業(2社)もインポート服の系列だったが、それら以外にも数々のインポート服との出会いがあったおかげで、インポート物と国内製品との「比較・分析」応用への時間が持てた。
 食生活やライフスタイルの変化につれて、欧米人と肩を並べるプロポーションのお客さまはさらに増えそうだ。
 多種多様なお客さまのハートを射止めるには、自らの感性とセンスをブラッシュアップするのが一番か?

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕(「ストアーズレポート」連載 No.28より)
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