百貨店プロセールス資格制度の中で、真っ先にスタートラインに立った「フィッティングアドバイザー」も体制が整ってきたが、このところ、それらにあわせて衣服関連の様々な「フィッター研修」が目白押しである。かたや、それらとは共通項目もあるが、むしろ対極関係にある「修理やリフォーム」関連の技術指導をするセミナーも各地で活発になってきている。
いずれもユーザーにとっては、歓迎できる流れではあるが、双方を混同している業界人は少なくない上に、「試着とお直しの基本」そのものを、実学のジャンルに入れたスクールまで出てきた。
本来のフィッター育成とは、「新商品」の販売促進を目ざして、的確な「知識&技術」をマスターすることで修理費の削減に努め、スタイリング技術の向上と信頼度を高めることがねらいだ。
したがって、「セールストーク」や「接遇能力」なしに語れない。
修理やリフォーム技術の普及を目ざしたセミナーは、ユーザーにはメリットもある反面、物をいつまでも大切に愛用するという、「消費者心理」の助長は、時として「新商品」の購入パターンを鈍化させることにもなりかねない。
どの産業も生き残りをかけて、必死にがんばっている。が、大自然の摂理と同様、「新商品の購入」との均衡を保ちながら、双方がバランスよく発展していくことを願う。
つまり、「フィッティングアドバイザー」や、「服のフィッター」を育成していくことと、「修理&リフォーム技術者」の養成とを混同せずに、各々の棲み分けを見極め、双方が策を練っていくことが活性化につながろう。
なんでも「フィッター」をつければ良いというものではないのだ。
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
(「月刊ストアーズレポート」連載「百貨店プロセールス資格制度」No.13より)
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スタイリングフィッター 速成ゼミ
1989年、アパレル業界でいち早く「既製服のフィッター」の必要性を提起し、
2003年秋に発足した百貨店プロセールス資格制度「フィッティングアドバイザー」
の前身である、「服のボディフィッター(エキスパート)」を、数社の百貨店をはじめ、
アパレルメーカーや著名インポートブランド、専門店などで1千名以上誕生させて
きたことで知られる児玉千恵子による誌上ゼミナールです。
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