- 児玉 千恵子
- 目で学ぶ 売場演出の実践スキル VMDと販促プランの手引き
流通業向け展示会総合サイトとして定評のあるNIKKEI ShopBizだが、そのサイト内に青田恵一氏(コンサルタンティング会社「株式会社 青田コーポレーション」代表取締役)が、過去12ヶ月にわたって連載された「季節の読書、季節の商い」の最終回「売場の基本-陳列、そして地域へ」(05/12/01)の中で、「目で学ぶ売場演出の実践スキル」をとりあげていただいているのを見つけた。
全文を是非読んでいただきたいが、
とりあえず、その一部をそのまま以下に転載させていただく…。
『目で学ぶ売場演出の実線スキル』は、ディスプレーをもっと進め、ビジュアル・マーチャンダイジングの手法を中心にとらえている。本書は、カラー写真をふんだんに盛り込んだファッショナブル・ブックであり、だから華やかで楽しい。
まえがきによると、著者には、カルチャーショックを受けた原体験がある。アパレルメーカーの派遣社員として、紳士服のカジュアル売場を走り回っていたころ、ライバルメーカーのデコレーター(商品を飾り付けて展示するスペシャリスト)が、売場を模様替えした後、売上がマジックのように急増したのを目撃した。それは、「的を得た店頭演出」の力であった。つまり、「お客さまの目に映るディスプレーやショーイングの良しあしは、業績を左右してしまうほどの威力」があるのだった。このとき著者は、ビジュアル・マーチャンダイジングの力を感じ、その道へ進んだのである。
では、このビジュアル・マーチャンダイジングとはなんだろうか。それは冒頭でこう説かれている。「人々の生活背景、時代性、店の客筋やシーズン性、行事、記念日、モチベーションを、タイムリーにキャッチし、トレンディー情報などと上手に連動させながら商品を展開して、人々の目に訴えることで購買につなげる手段」である、と。
本書では、この手法を、売場演出、ショーイング技術、配色効果といったいくつもの観点から、手取り足取り、教示してくれる。自身の作品をはじめ、国内、世界の街角で見掛けた事例を紹介。総天然色による華麗なる写真のコレクションは、陳列の持つ奥深さ、そして力をも感じさせる。写真の下に添えられたコメントも、おしゃれの限りを尽くして秀逸だ。