「この前はじめてイッた。」


この前、友達がいきなり自分はもう経験済みとカミングアウトしてきたんですけど、その後の話。僕らは「高校卒業まで貞操は守りきろうな!」とか言ってた仲なんですが、なんだか裏切られた感じだぜェーー!

友「いやね、いままでちゃんとイクことができなかったんだよね。」

僕「へぇー。」

僕はいたって平静を装っていますが、ボルテージは確実に上昇しています。なんていったって裏切り者には制裁をという僕の中の血が煮えたぐっていまにも体中の汗腺という汗腺から蒸気がのぼってきそうな勢い。ど、童貞の方が楽しいんだから!

友「でね、まぁアレをくわえてもらうじゃん。でもオレって包茎だからなんだか痛いのね。」

いてーだろーな!てめーみたいな真性包茎にはよォーーッ!

僕「なるほど・・・歯が当たるんだな。」

友「それでも気持ちいいっちゃ気持ちいいの。もうそのまま放心状態になってイキそうになったから、バッと頭をどかしたの。」

僕「リアルーw」

ちょっと勃起しそうになったけど、土井たかこの顔を思い浮かべることにより一瞬で元通りのブランブランした状態に。お前・・・僕のツボを心得ているなッ!

友「で、そのままの勢いで挿入。まぁそれでうまくまだ腰は動かせませんよ。でも時間を忘れ、愛しあい、そしてとうとう・・・」

僕「イッちゃった?」

友「(コクッ)」


僕は考えていた。童貞でいることが恥ずかしいことだけれども、それ以上に非童貞である事は勇気の要ることだ。それなのに僕はその勇気を踏みにじるかのように裏切り者裏切り者と彼のことをまるで戦地から逃げ出した兵士のように彼を軽蔑していた。でも、よく考えると童貞を捨てること自体が勇気を振り絞って戦地に行くって事じゃないのか。童貞である僕のような人こそ、まだセックスという戦争に恐怖し震え上がって親のスネをかじっているような輩なんじゃないのか。バカだった。ごめん、本当にごめん。僕も頑張って一秒でも早くセックスできるよう努力するよ。

僕「いい彼女ができてよかったな。ホント。祝福するぜ。」

友「え?彼女?いねーよそんなの。」

僕「!!!」

な、何を言っているかさっぱりだった。
セックスをする人は現在いるのに、彼女と呼べるような人はいない。
なんて奇妙で不思議なことを言っているんだ・・・!たしか以前聞いた話では、彼女の方からは告白はされたというが、迷っていると言ってそのときは断ったと聞いたが・・・その後彼女のもうアプローチにとうとう恋に落ちてしまったと思っていたのだが・・・?違うのか!?

僕「それセックスフレンドっていうんだよッ!彼女欲しい欲しい言ってたお前は何処行った!ヤレればいいのか!それじゃあお前、彼女の気持ちを踏みにじっているようなものなんだぞ!それを自覚しているのかッ!この性交中毒者がッ!」

って言ってやりたかったけど我慢したよ☆
東京で大停電があった日、僕はいつもどおり部活に行ったんですよ。エレベーターに閉じ込められている人がいるというのに僕は仕方なく部活に行くしかない。そんな非力な自分にいらだちながらも。

大停電が現実っぽく思えないのと同時に、その日は非現実的なほどの真っ青な大空。入道雲がいくつか浮かぶ、いわゆる夏の大空ってヤツ。そんな炎天下の中校庭に向かうと、ちょっと絡みずらい後輩の男子が一人いたのです。僕は集合時間ギリギリに滑り込んだのでコイツと二人で部活もなんだかやる気がしなかったのですが、仕方がない仕方がない、今日今ココで部活をしなければ僕は死ぬという暗示をかけながらイヤイヤアップとかしてたんです。

後輩「停電の原因ってなんですかね?まぁウチは停電しなかったんですけどw」

何ィィィィィッ!?お前、僕んちは停電しているのに家を空けてきたというのに何それ。お前停電の怖さ知らないな!何ちょっと半笑いで停電語ってるんだよ!お前なァ、世の中にはエレベーターにのったまま停電してしまってエレベーターの中に閉じ込められたっていう人が何人もいるんだぞ!それなのにお前ってヤツは・・・そんな軽々しく!

僕「わかんないけど、まぁこの停電でパニックになった空気ってなんだか楽しいよね。」

僕ゥゥゥゥゥッ!?何言ってんの?上記の後輩への怒りはどこへ!?まぁね、なんかちょっと気まずい相手だと逆に気を使って相手に合わせちゃうってことあるからね!まぁこの返答はベスト!これ以上のコメントはないッ!ありえないッ!

まぁそんなこんなで部活をすすめていくと、後輩の女子もチラホラ来始めたのです。電車が止まってたから遅刻したんだとか。ホラ!こうやってエレベーターだけではなく、電車が遅れてしまったりしてるんだ!それなのに・・・それなのにお前ってヤツはァァーーッ!!でも後輩の中に先輩である自分が一人・・・なんだかめちゃくちゃ気まずい・・・僕さっきから黙ったままじゃないか!話したいよー誰か話しかけてー。

と思っていると、雨がポツポツ・・・だんだんとザァーッ!とスコールのように降ってきました。あーあ、傘持ってきてないしコレじゃあ帰れないよ・・・と思ったのですが、僕の天才的な頭脳が働いて、この状況から早退することを考え付いたッ!

「あー、コレやばいわ。洗濯物ッ洗濯物がッ!取り込まなければ!っていうことで僕はこの辺でドロンさせていただきやすぜ。」

カンペキッ!カンペキだッ!コレで誰にも怪しまれずに早退ということで早く帰ることが出来るぞ!傘はロッカーのどっかに一本くらいあるだろうから、不本意だけどそれを借りて今日は帰ろう、そう思って足を着替えがあるところへ向けた瞬間でした。

後輩女子「先輩嘘ついて帰ろうとしてますね?」

僕「!?いやいやいや、嘘じゃないから。じゃあね。」

後輩女子「いや、嘘ですね。先輩の家から学校までの登校時間は、距離からすると10分から15分・・・しかし部活がある日は準備のために最低30分前に家を出なければならない・・・と、いうことは今日の家を出た時間は集合時間である9時の30分前、つまり8時半に家に出なければならない・・・8時半に出るということは、先輩は性格からして出発する30分~40分前に起床するタイプ・・・ということは早くとも7時50分にしか起きていない。でもその時間から出発するまではは、先輩の住んでいる地区は停電をしていて洗濯機が回らないはずだッ!つまりッ!先輩は洗濯をしたというのは嘘ッ!手洗いという方法もあるかもしれないが、手洗いは時間がかかるし先輩の性格からして面倒くさいといって途中で投げ出す・・・まぁ仮にそれでも洗濯をしていたとしても、このスコールのような雨。今取り込んでも、雨がやんでから取り込んでも濡れ具合としては変わりはしない!そうですよね?先輩。」

僕「・・・・・・そう、キミの言うとおりだ。僕はいち早く帰りたかった。普段嘘をつかない僕だけど、嘘をついてまでッ!だって・・・だって僕会話に入れないんだもん!先輩の女子とかもそうでしょ?キミ達の会話に入ってこないでしょ?女子で入って来れないなら僕なんか無理だよ!そんな感じでいずらいなと思ったからこの豪雨の中帰ろうとしたのさ。ダメな先輩だろ?」

後輩女子「・・・・・・先輩メルアド教えてください。寂しいと思ったときいつでもメールしてください。すぐに返事しますから。」

メルアドゲットォォォォォッ!!
オレは痛みに耐えかねてとうとう病院へ行くことに。近くに出来た綺麗な整形外科。治療より外装の方に力を入れているようなそんな第一印象のいいところ。第一印象のいいヤツほど、深くかかわっていくうちに見えてくる素がきつかったりするんだよ・・・と、あまり乗り気ではない感じで治療を受けることに。

「えーじゃあとりあえず腰の当たりをレントゲンで撮りましょうね。あちらの部屋で待っていてください。」

あー、オレコレで何回目のレントゲンだ?ビタミンCをとりすぎると体に悪いのと同様に、レントゲン写真を撮りまくっているとやっぱり体に悪いんだとか。ってかあからさまに体に悪いけど我慢してね的な空気だよアレは。だって医者とか看護婦さんとか「ハイ撮りますよー」とか行ってそそくさと違う部屋に行っちゃう。オレはなァ、寂しいと死んじゃうんだぞー!レントゲン撮りすぎも死ぬけど、それよりも早くッ!

「はい終わりましたー。では待合室で待っててください。」

あー終わった。たった三枚の写真だったけど、なんだかジョジョ立ちくらい無茶な姿勢で寝かされて(ジョジョ寝?)、ハイ動かないでくだサーイとかね、無理だから。チワワの如くプルプル震えてるから。アレだ、腹筋の体制で起きず寝ずの角度を保っているとだんだんと体を悲鳴を上げ始めてプルプル震えてくるような状態を、寝ている姿勢でッ!こっちは腰が痛いのによォー、何このずさんな患者に対するいたわり。どうにかしてほしいは・・・とか思っていると、さっきのレントゲン室の方から声が聞こえて来たのです。

「お前よぉー、いつまでたってもろくにレントゲンも撮れないのかよ。」

「すいません・・・」

「だからお前アレだ。……(聞き取れなかった)」

失敗している―――!?オレは看護婦さんのモルモット!?練習台にされているッ!こ、こんなこと・・・信じてたまるか・・・!

「ハイnebeさーん。どうぞお入りください・・・」

こんな弱気な招待はじめてされた。なんだかさっきの説教ムードもちょっとこの部屋に残ってるし・・・ちょっと気まずい!逃げ出したい!

医者「えー、骨には異常がないですね。」

オレ「!?」

ほ、骨に異常なしだと!ありえない・・・それなのにこんな痛みを引き起こしているなんて・・・もしかしてさっきのレントゲンが本格的に失敗(でも素人の僕から見た写真だけどミスしているようには見えないけど・・・素人だしね!)で、本当の症状がわからなくて「お前なんともねーじゃん。何自分だけが痛い痛い言って悲劇の王子様気取ってるの?キモイじゃん。」とか言われるんだろうなー、医療ミスだよ。そして隠ぺい工作。失敗したのでレントゲンもう一枚撮っていいですか、と患者に聞くのは医療界にとってタブーであって、そのためならば本当のことを調べずに嘘をついてもいいっていう掟でもあるのか!あ、でも以前大きな病院でもう一枚とかプリクラ感覚で看護婦さんに言われたことあったな・・・

医者「背骨を支えている筋肉に慢性的な疲労が蓄積してそれが炎症を起こしているね。」

オレ「??」

医者「筋筋膜性腰痛症と呼ばれるものだね。」

オレ「はぁ・・・」

医者「あ、そうそう、キミ返事くらいはっきりいったらどうだ。これから社会に出て行くのにそんなんじゃ通用しないぞ。」

オレ「!は、ハイ。」

何それ!初めて聞いたし筋肉なのかよ!なんてこった!どうすりゃいいんだこれから!っていうかこれからの生き方について語られたよ、軽く説教だよコレは。何ココ、整形外科じゃねーのかよ。そんなこと言われる筋合いねーじゃん!ちくしょー。


医者「それではリハビリを始めていきましょうか。」

!?