オレは痛みに耐えかねてとうとう病院へ行くことに。近くに出来た綺麗な整形外科。治療より外装の方に力を入れているようなそんな第一印象のいいところ。第一印象のいいヤツほど、深くかかわっていくうちに見えてくる素がきつかったりするんだよ・・・と、あまり乗り気ではない感じで治療を受けることに。

「えーじゃあとりあえず腰の当たりをレントゲンで撮りましょうね。あちらの部屋で待っていてください。」

あー、オレコレで何回目のレントゲンだ?ビタミンCをとりすぎると体に悪いのと同様に、レントゲン写真を撮りまくっているとやっぱり体に悪いんだとか。ってかあからさまに体に悪いけど我慢してね的な空気だよアレは。だって医者とか看護婦さんとか「ハイ撮りますよー」とか行ってそそくさと違う部屋に行っちゃう。オレはなァ、寂しいと死んじゃうんだぞー!レントゲン撮りすぎも死ぬけど、それよりも早くッ!

「はい終わりましたー。では待合室で待っててください。」

あー終わった。たった三枚の写真だったけど、なんだかジョジョ立ちくらい無茶な姿勢で寝かされて(ジョジョ寝?)、ハイ動かないでくだサーイとかね、無理だから。チワワの如くプルプル震えてるから。アレだ、腹筋の体制で起きず寝ずの角度を保っているとだんだんと体を悲鳴を上げ始めてプルプル震えてくるような状態を、寝ている姿勢でッ!こっちは腰が痛いのによォー、何このずさんな患者に対するいたわり。どうにかしてほしいは・・・とか思っていると、さっきのレントゲン室の方から声が聞こえて来たのです。

「お前よぉー、いつまでたってもろくにレントゲンも撮れないのかよ。」

「すいません・・・」

「だからお前アレだ。……(聞き取れなかった)」

失敗している―――!?オレは看護婦さんのモルモット!?練習台にされているッ!こ、こんなこと・・・信じてたまるか・・・!

「ハイnebeさーん。どうぞお入りください・・・」

こんな弱気な招待はじめてされた。なんだかさっきの説教ムードもちょっとこの部屋に残ってるし・・・ちょっと気まずい!逃げ出したい!

医者「えー、骨には異常がないですね。」

オレ「!?」

ほ、骨に異常なしだと!ありえない・・・それなのにこんな痛みを引き起こしているなんて・・・もしかしてさっきのレントゲンが本格的に失敗(でも素人の僕から見た写真だけどミスしているようには見えないけど・・・素人だしね!)で、本当の症状がわからなくて「お前なんともねーじゃん。何自分だけが痛い痛い言って悲劇の王子様気取ってるの?キモイじゃん。」とか言われるんだろうなー、医療ミスだよ。そして隠ぺい工作。失敗したのでレントゲンもう一枚撮っていいですか、と患者に聞くのは医療界にとってタブーであって、そのためならば本当のことを調べずに嘘をついてもいいっていう掟でもあるのか!あ、でも以前大きな病院でもう一枚とかプリクラ感覚で看護婦さんに言われたことあったな・・・

医者「背骨を支えている筋肉に慢性的な疲労が蓄積してそれが炎症を起こしているね。」

オレ「??」

医者「筋筋膜性腰痛症と呼ばれるものだね。」

オレ「はぁ・・・」

医者「あ、そうそう、キミ返事くらいはっきりいったらどうだ。これから社会に出て行くのにそんなんじゃ通用しないぞ。」

オレ「!は、ハイ。」

何それ!初めて聞いたし筋肉なのかよ!なんてこった!どうすりゃいいんだこれから!っていうかこれからの生き方について語られたよ、軽く説教だよコレは。何ココ、整形外科じゃねーのかよ。そんなこと言われる筋合いねーじゃん!ちくしょー。


医者「それではリハビリを始めていきましょうか。」

!?