こんばんは。
新留です。
冬の面談の際、保護者さまから、
「うちの子、学校では認めてもらえず、自分の絵や発言することに自信がなかったのですが、RAKUTOに来て、自分が苦手だと思っていたことが認められたりする経験をして、すごい自信がついたし好きになったって言うんです」
というお言葉をいただきました。
僕らから見たら、
「これはすばらしい才能だな〜」
と思うことでも、学校や他の環境ではそうだと見なされず、才能の輝きが失われていってしまうことがあります。
認められなかったり、逆に改善点だと見なされたりするのは、
先生自身の自信のなさだったり、
きちんとカリキュラム通りに授業をしないと怒られるというような不安、
いろんな子の成長にふれたり、心配していた子たちがその後うまくいっているという経験の少なさや、
先生自身の過去の傷ついた経験やクリアになっていない感情が原因だったりしますが、
「才能を育てる」ということにおいて、
先生や家庭環境の占める割合ってすごく大きかったりします。
認められないと楽しくないし、幸せじゃないですよね。
旦那さんに料理をつくるたびに、
「今日の味付けは……」
「今日は一品少ないね……」
なんて小言や嫌味を言われたら、
作る気をなくすだろうし、きっとピリピリした空気、ひどいと修羅場が訪れると思います(笑)
学校だけでなく、家庭や人間関係でもですが、
楽しいかどうか、幸せかどうかはパフォーマンスに大きく影響をします。
実際、幸せな人の方が、
・37%パフォーマンスが高く
・30%クリエイティブで
・寿命が長く
・友達が多く、結婚率も高く
・収入も多い
という研究結果もあったりします。
でも、日本よりポジティブ思考な人が多そうで、ポジティブな面に注目しそうな気がする、
そして、教育や脳研究など学問の点で進んでいるアメリカでも、「77%」もの人が「弱み」に注目してしまうという話があります。
それぐらい、「弱み」に注目してしまう、「得意じゃないところ」に目が向きやすい世の中なのですよね。
でも、自分の弱いところにだけ目をやるのはあまり楽しくないし、
弱いところを改善するには時間もかかるし、「伸ばしても普通、普通以下」だったり……
かけた時間の割に得るものは少なかったりで、それはなかなかつらいものです。
たしかに能力開発をしていく際、
弱点に向き合ったり、弱点を克服するための努力が大事な時期もあるのですが、
基本的には、子どもの「強み」、「良いところ」に目を向け、
そこを大事にしてもらえるよう、伸ばしていくようにしていくことが大事です。
そのためには、まずは自分の「苦手」にやさしくしていくことから。
自分にやさしくなった分、人にもやさしくなれます。
子どもの良くない点に目がいく時は、自分にやさしくする時と思って、
自分を労ってあげてくださいね^^