こんにちは。

 

新留です。


 

昨日、読解力の第一歩は語彙力をつけるというようなことを書いたのですが、

 

では、どうやって語彙力をつけていったらいいのか? ということについて、今回から何回かに分けて書いてみたいと思います。


 

①近くに本や辞書を用意する

 

当たり前の話なのですが、本や辞書が近くにないと、そもそも「読む」という気が起きません。

 

環境からのアプローチは学習の様々なところで有効ですが、

 

インプットに関してもそうで、「読む気が起きる」環境が必要です。

 

「昔の人は本を読んだ」というのは、「本を読むしかなかった」というのもあると思うのですよね。

 

「うちの子、本を読まないのです……」というとき、

 

そもそも家に置いてある本が少ないことや、

 

他に気を取られる環境、まわりの大人が本を読まないということも多いです。

 

本を読むのが自然なことに、

 

そして、「あれってどういう意味だろう?」と疑問が出た時にすぐに調べられるように、近くに辞書や図鑑などを置いてみるのはおすすめです。


 

②パラパラ見るようにする

 

よくある考えでは、

 

何かを覚えるときはただ見ているだけではダメだ、

 

エビングハウスの忘却曲線に沿って復習しないとダメだ、

 

書かなくちゃダメだ、

 

苦労しなくちゃダメだ、

 

というものがありますが、

 

漢字や英単語に関する最近の研究では、

 

1日1回、1ページ2〜3秒見るだけでも確実に積み重なっていくということがわかってきています。

 

「明日、単語テスト!」という急な状況でない限り、

 

パラパラと全体を通して見ているだけでも、すぐには思い出せないとしても蓄積はされていくので、「とりあえず置いといて見る」というのも有効です。


 

③好きなものをどんどん読む

 

語彙力のある人というのは、語彙をたくさん、詳しく、正確に知っている人ですが、そういう人というのは、「物知り」なのです。

 

そして、そういう人は自分の詳しい分野について、

 

マインドマップの幹と枝のように、何が上位にあり、下位にはどんなものがあるのか、というつながりができています。

 

例えば、ガンダム好きな人は、ガンダムにはどんなシリーズがあって、そのシリーズには何ガンダムが出てきて、どのガンダムに誰が乗るのかを語ることができます。

 

好奇心がないと言われる子がいますが、好奇心がないのではなく、そもそもの知識がない、少ない、ということも多いのですね。

 

いろんなものにふれること、そして、少しでもひっかかりが出たものをきっかけに広げていくことで好奇心いっぱいになったりします。

 

趣味は長期記憶でもあり、残ります。

 

まずは1つ語れる分野をつくっていけるといいですね。


 

長くなりましたので、

 

次回も他にできることについて書いていきます^^

 

 

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