こんにちは。

 

新留です。


 

あっという間に1月も半ばになりましたね。

 

子どもたちも学校が始まり2週間ほど経ち、落ち着きが出てきました。


 

教室のクラスは2月からスタート、1月末で終了ということで、

 

中学年であるステップクラスや高学年のジャンプクラスなどで行っている言葉テストなどの結果発表が近づき、

 

子どもたちは、今回こそ絶対にランキングに入るんだ〜という怒涛の追い上げや、

 

焦って、あ〜名前書き忘れた!! など、いろんなドラマがり、毎週、にぎやかになっています。

 

(うるさいとも言います)


 

ちょうど昨日、

 

ステップBクラスの4年生の男の子が、

 

「いや〜四字熟語覚えてきたし、あれ、役に立ってるわ〜」

 

とテスト前に言っていたのですが、

 

楽しみながら言葉を覚え、それが日常に使えること、

 

理解度や表現力などで自分が変わっていっていることに気づき、

 

それをおもしろいなと思い、

 

意識的に覚てみようかというサイクルが回り始めると、

 

言葉の力、

 

そして、読解力というのは身についていきます。


 

読解力をつけるには、

 

まずは「単語の識別」ができるようになる必要がありますが、

 

年中、年長さん、1年生くらいまでのキンダー期は、絵やカードを使ったりして視覚的に、ストーリー仕立てで、

 

2,3年生くらいまでのホップ期は、関連する言葉にセットでたくさん触れて、慣れて、馴染んで、

 

そして、

 

それ以降、ステップ期は論理脳が発達していく時期で、

 

脳はマインドマップのように、Imagination&Association、想像と連想で覚えるので、

 

この漢字を使っているってことはこんな意味じゃないかな、

 

この部首を使った漢字ってこんなものがあるよね、という具合、

 

「思う」にも「思い出す」、「思い巡らせる」、「思い知る」、「思い浮かぶ」、「思い込む」、「思い続ける」、「思い悩む」って言葉があるんだね、という風に、

 

英単語を語根や接頭辞、接尾辞で関連づけて覚えるように広げていけると、

 

理解力や読解力、表現力も磨かれますのでおすすめです。

 

ぜひ、意識的に、たくさん言葉を増やすということをしていってくださいね。


 

以前、『ケーキの切れない非行少年たち』という本が話題になり、

 

子どもたちに内容を話したこともありますが、

 

自分が何を感じているのか、それをどんな感情と表現するのか、どう相手に伝えたらいいのか、を表す言葉がないと、

 

イライラし、表現できないので手が出る……そういうことにもなってしまいます。


 

そして、教育者の齋藤孝さんは『語彙力こそが教養である』の中で、

 

「より多くの語彙を身につけることは手持ちの絵の具が増えるようなもの」

 

「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」

 

と書かれています。


 

今年も、子どもたちが、自分の感情を理解し、伝える言葉を知り、見える世界が豊かになっていくような1年になればいいなと思います^^