こんにちは。
新留です。
先日の保護者さまとの面談でのこと。
「うちの子、絵がないと頭に入らないんですよね……」
という話になりました。
自分に入りやすい形ってありますよね。
言葉が達者な子もいれば、理屈っぽい子もいるし、
絵が得意な子もいれば、他の子と仲良くなるのが得意な子もいます。
体を動かすのが得意な子もいます。
アウトプットの得意な部分がちがうように、インプットでも得意な感覚ってちがいます。
「目」や「耳」、「手や体」。
みんなそれぞれ得意な情報の入力器官もちがいますが、それに合った学びを受けていないと、インプットがしにくかったりします。
100の情報があったとしても、じぶんに合った感覚を使って入力されていないと、中に入るものが、70、60、50……と減っているということもあります。
また、緊張したり、いつも比べられ、いつ攻撃されるのかという不安を感じる環境だと、情報の受容機能にシャッターを下ろしてしまい、持っている力を存分に発揮できないかもしれません。
その子たちの才能をうまく刺激してくれる環境にいないと、
一番大事な才能の芽を育む、「おもしろそう!」「知りたい!」「できるようになりたい!」という「学ぶ意欲」がうまく発揮されないということもあります。
もし、うちの子がんばっているのに成果が出ないな、なかなか変わらないな……と不安になった時、
他の子と比べそうになった時は、「うちの子はどんな風に頭がいいのかな?」と考えてみてください。
そして、できるところから環境を整え、その子に合った学びの場をつくってあげてください。
ほとんどの仕事が機械に取って代わられる世の中で、これからより求められるのは、
「言われたことができる」、「平均的」ではなく、
「何を生み出せるのか」、「どんなところがすぐれているのか」。
子どもたちが持っておかなくてはいけないのは、
野球でいうならば、
打つか、打たないかのバッター的思考ではなく、
自分はどんな球を投げるのか、
剛速球が武器なのか、変化球が武器なのか、それとも、コントロールや緩急の使い分けで勝負するのか、
先発なのか、中継ぎなのか、ワンポイントなのか、抑えなのか、
三振を取るのか、打たせて取るピッチングなのか、のピッチャー的思考。
「どれぐらい頭がいいのか?」から、
「どんな風に頭がいいのか?」へ。
不安になった時は、
ちょっと深呼吸して、「どんなことができているのだろう?」と観察してみてくださいね^^
ではでは、いい週末になりますように!
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