こんにちは。
新留です。
ただいま絶賛冬の面談中なのですが、その面談でのこと。
他の塾にも通われている保護者さまと、
「睡眠時間が気になっているんですよね」という話になりました。
聞けば、寝るのが22時半ごろで、起きるのが朝5時半ぐらいなのだそう。
それは少ない……。
例年、合格報告に来てくれた子と保護者さまと話していて、
「生活リズムは最後どうでしたか?」
と聞いてみると、
予定通りうまくいった子、ジャイアントキリングを起こした子などは、
「睡眠だけは絶対に取るということを守ってました」
ということをおっしゃっています。
まわりが夜の12時などに寝ているなかでもきちんと22時には就寝。
睡眠時間を8時間はキープして、なるべく、毎日8時間半ぐらいはしっかり寝ていたりします。
教室の受験生や保護者さまには12月、1月の時期になると、
生活習慣やコンディショニング、プレッシャーへの対応の仕方の話などをしていて、
「1日8時間睡眠は死守」
と伝えていますが、みんな睡眠時間の大事さはわかってくれているようです。
宿題が終わらない。
やらないと不安だ。
追いつけない。
このままじゃ合格できない。
そんな風に感じたりして、
まだ体のできていない小学生期に、
夜遅くまで勉強をやっている子もいますが、
学習はワーキングメモリが命。
「司令塔」のような存在である脳やワーキングメモリが働かないというのは、
遠藤航のいないサッカー日本代表、
デ・ブライネのいないマンチェスター・シティ、
宮城リョータのいない湘北高校、
深津一成のいない山王工業高校のようなもの。
集中するときと休むときの切り替えも、
優先順位の判断の質も、スピードも、
あまりうまくいっていないときのポジティブさの維持も、
目標に向かってのモチベーションの維持もきびしくなってしまいます。
「司令塔」のような存在であるワーキングメモリがきちんと動かないと、
やっても身につかないし、徒労感が強く、親子ともに疲弊していくのですよね。
スポーツの世界は栄養や睡眠、
トレーニングの強度や休息の頻度などの研究が進んでいますが、
勉強、学習の世界は時代遅れな考えがまだまだ主流です。
しっかり休んで、うまくいった子たちの例が広まって、
きちんと学べる体の作り方や勉強のやり方、学び方、
そして、疲弊しない勉強のやり方、脳にとっての自然な学び方が広まっていってほしいなと思います。
睡眠の優先順位下がっていませんか?
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