こんにちは。
新留です。
教室では年に2回漢字検定を実施しているのですが、
以前の漢字検定でこんなことがありました。
終わった後、
子どもたちに、
「どうだった〜?」
と聞いていたところ、
ある子から、
「違った級を勉強してた!!!」
という一言が(笑)
「やってしまったな〜」
と言っていましたが、
落ち込むこともなく、
「次も受けよう!!」
とやる気になっていました。
それを見て、
「あ〜すごくお家の環境がいいんだな〜」
とほんわかしました^^
子どもたちを見ていると、
失敗することを極端に嫌がる子がいます。
急いで消したり、
書き換えたり(こちらから見ればバレバレなのですが笑)、
そもそも、自信がないときは書かなかったり……。
でも、失敗ってするものなのですよね。
自転車にいきなり乗れないし、
赤ちゃんが生まれてすぐに立ったらホラーです。
やってしまったときに笑い飛ばせたり、笑い飛ばされる環境。
これって、学ぶのにすごく大切な要素だったります。
失敗を恐れたり、失敗を隠そうとするのは、その環境の心理的な安全性が低いことを示すサインなのですよね。
失敗というのは成長につきもので、
失敗することで次にうまくいかせるためのデータが得られます。
フィードバックやアドバイスが得られます。
考えた跡を残さない。
ごまかす。
書かない。
それでは、次につなげるチャンスを逃してしまうことになるのですよね。
笑える環境、笑い飛ばせる環境を作れるかどうかって、
子どもたちが安心・安全に学べる環境を作るために必須だなと思います。
そのためには大人がどんどん自分の失敗を笑いに変えていって、
子どもに「失敗してもいいんだ」と許可を出せるようにしてあげられるといいですよね。
僕などは失敗談だらけですからね……。
授業中に子どもたちに話した失敗談は保護者さまに筒抜けで、
子どもたちから、
「あの話お母さんにしたら、先生ならやってそう」
なんて言われているようですからね……(どんなイメージなのでしょう)。
今までにした失敗や、
それが今ではいい経験や思い出になっていること。
自分も今でも失敗しているし、
それがあって成長しているんだよということを伝えてあげらえたらなと思います。
(できれば、失敗はしたくないものですが)
「完璧でない」と認めることの謙虚さが場の心理的安全性をつくり、
子どもの自主性と笑顔の多い環境を引き出す。
もちろん、避けられる失敗は歓迎できませんし、
それをよくがんばったねと褒めてあげる必要もないのですが、
失敗って悪いものじゃないんだ、
失敗しながらやっていけばいいんだと感じられて、
笑顔の多い環境をつくってあげたいなと思います。
ではでは。
今日もいい1日になりますように。
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