S.I.C. ディケイドコンプリートフォームをかっこよくしてみる その1 | DXライジング我男道 -Buy For Justice-

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S.I.C.の仮面ライダーディケイドを一体持て余していたので、購入時以来久々にコンプリートフォームに組換えてみました

tamashii.jp/item/1186/

これね…

元デザインはともかくとして、S.I.C.版はうちのように文句を言わない普通のレビューサイトですらお茶を濁す物言いになるレベルの謎のアメフトアレンジ

しかしながら、よ~~~く見ると、これもカブトのようにちょこっとプロポーションを弄れば見れるようになるのでは?という可能性が微レ存…


そんな可能性にかけて、カブトの時と同じような改造をし、リペしてみました
今回の作業内容は

1.関節軸の延長
2.首と腹回りへティッシュ詰めによる若干の延長(ティッシュ詰めてハメ直すだけなので割愛)
3.壊れていた肩アーマーとライドブッカーの修復
4.コンパチの都合で再現されていなかった配色をリペイント


こんなとこです

それでは行ってみましょう



1.関節軸の延長

仮面ライダーカブトの時のおさらいといいますか、ほぼ同じ内容です
カブトやディケイドの肩に限らず、同じ構造であれば代用できます
なで肩気味なイクサやオーズにも代用可能です







ディケイドの肩の構造です


この胴体と腕とを繋ぐボールジョイントの軸が短いためになで肩になってしまい、プロポーションが悪くなってしまっているので、この軸を延ばします

流れとしては、軸を真ん中で切断し、切断した時より長くなるように真鍮線で繋ぎ直す、といった形になります



まず作業を始めるための下準備として、軸を固定しているピンを抜きます




先の細く丈夫そうなものをピン抜きにして、ハンマーなどで叩いて抜きます
結構硬めなので怪我や破損に気を付けて作業しましょう





掴める程度まで抜けたらニッパーやペンチで引き抜きましょう





抜けました


次に軸を真ん中あたりで切断していきます




軸の切断には、プラスチック用のノコギリ(エッチングソーなど)を使用します
ニッパーで切断すれば楽なのですが、軸が太い上に、ニッパーでは切れ味が良い物でも断面が山の形になってしまい、後の作業に色々面倒になってしまうため、少し面倒ですがエッチングソーなどで地道に切断しましょう
模型店で買えます




切断しました

次に、延長のために必要な真鍮線を差し込むための穴をあけます
今回は直径2ミリのドリルを使用します




部品の断面のなるべく真ん中を、部品の中心をしっかり通るように穴を開けます






両側とも開きました


さて、ここから延長工作に入ります

今回は軸を2ミリ延長します


まず、片側に直径2ミリの真鍮線を奥まで差し込みます



一番奥まで刺さったら、その位置をマーキングしておきます



マークした位置までが、先に真鍮線を刺した側の必要な長さとなります


続いて反対側にも同様に真鍮線を奥まで差し込みます



差し込んだ位置から、延長したい2ミリ+さっき測った長さの分を足した位置にマーキングします
このマーキングの位置が軸を2ミリ延長した時に必要な長さを示します




位置が決まったら切断出来るだけの金工用のニッパーやペンチなどで切断します
間違っても模型用の工具で切らないようにしましょう
刃が使い物にならなくなります





延長が完了しました

今回のディケイドの場合はさほど軸が目立たないのでこのままでも良いのですが、関節軸が見えてしまう場合はこのままでは見栄えが良くないです
気になる場合は





画像のような中空のプラパイプなどを使用して、延長部のカバーを作成します
プラパイプの切断にもニッパではなくノコギリなどを使用しましょう
ニッパーで切断すると挟んで切る関係で断面が潰れて歪みます




このような形状になります

接着と整形の前に仮組みします

何故かと言うと



このような問題が起きうるからですね
実際に組み立ててみたら、プラパイプがボールジョイントの受けと干渉して、肩の可動が狭くなりました

プラパイプを短く切断し直します




問題なく動くようになりました




切断面をヤスリでキレイにならして



つや消しブラックで塗装

これにて延長工作は一段落です

部品が組み立てられる状態であれば、このまま部品の組み忘れがないことを確認し、瞬間接着剤で接着しておきましょう

今回の場合は塗装が控えているのでまだ接着していません



長くなったので続きます

S.I.C. ディケイドコンプリートフォームをかっこよくしてみる その2