【Bar風間】カウンター5席のカクテル専門店  -4ページ目

【Bar風間】カウンター5席のカクテル専門店 

北海道 札幌市中央区南4条西4丁目 松岡ビル地下1階
【月~日.祝.祝前18:00~1:00 】
【無休】
【禁煙】
【チャージ料金700円】

7月19日にバー風間は4周年をむかえます。



3年たった頃から自分の作りたいカクテル、バー風間のスタイルがようやく見えてきました。


始めは神楽坂ラリアンスのスタイルから抜け出せず

バーテンダーはこうあるべき…
バーはこうあるべき…
先輩がやってたから…
師匠がやってたから…

 
この考えから抜け出せずに、



自分じゃなく他人の目が、行動や考えの基準になっていた


この4年間、色々なお客様、色々なバーテンダーに会い、色々なジンと出会い、色々なカクテルを研究してると


色々が自由だなーって思い


自分の人生だから自分が楽しまなくちゃ損するよね


と 考えられるようになってきた




本や、ネットを調べると
○○を主にしたリキュール、
ジンはジュニパーベリーのお酒とか書いてるが



これは「こうだ」、「こうあるべき」が強いとリキュールやジンは作れない事もわかってきた


リキュールや酒の歴史はよいが情報は1度頭から消した方がいい


だから自分がリキュールを作る時、何が入ってるか分からなくなったら お客様に情報を伝えずに飲んでもらい 自由な感想を言ってもらう

結構ヒントになる



「こうだ」、「こうあるべき」は
もう 好きじゃない


だからバー風間は「オーセンティックバー」ではない


スタンダードカクテルもただ変わってる作り方をしてるんじゃなく

すでに追求したスタンダードカクテルのレシピ、技法を次の段階へと進めただけ

もちろん「美味しい」を追求した結果だ


つまり

4年間で

「すべては自由だった」

そこに気付けた



そして
4周年を迎え

今まで地下にこもって実験などをやってきたが
最近、自分がコミュニケーションが苦手だとわかったので 少しづつ地上に出て 人の温もりを感じてみようと  目標を立ててみた


最後に

住んだこと無し、人脈無しの開店から4周年を迎えられたのは奇跡です 

支えて頂いた皆様には死ぬほど感謝してます

これからもバー風間の「美味しい実験」にお付き合い下さい

「感謝」

Bar風間で使うドライベルモットはノイリープラットとイザギレの2本だけ


しかしドライベルモットはあまり出番がなく
よく出るマティーニにイザギレを5ml入れる程度


イザギレは1000mlあるので1本使いきるまでマティーニを200杯も作らなければならない


多分使いきるまでに劣化する



そこですぐ使いきれるように少量だけ短時間に作れないかと考えてみた


今年、始めくらいに作ったのは白ワインを沸騰して酸化させウォッカと合わせ、スパイスや柑橘の皮を漬け込む方法でやってみたが、全然うまくいかず

数ヶ月ベルモット作りは止まっていた





5月に「ハンドプレッソ」という携帯エスプレッソマシーンがあることを知る


そいつは電気もいらず、すべて手動で使え
キャンプなどで活躍するエスプレッソマシーン


これは使えると即購入



コーヒーの粉を入れる部分にスパイスを入れ、お湯を入れる部分に白ワインを入れて抽出してみようかと考えた


前に家のベランダで栽培していたニガヨモギを乾燥させたものを用意

ベランダのニガヨモギは北海道の冬を2回こして今年は枯れたと思ってたが7月に入り復活

しかも別のプランターにも生えてきた 


なかなか強い生命力

そして

ニガヨモギ
ジャーマンカモミール
ローズマリー
セイロンシナモン
コリアンダー
ビターオレンジピール

を粉砕

コーヒーの粉を入れる部分に投入





白ワインを沸騰、酸化させる

マシーンに入れ抽出




抽出完了。



そのまま飲むと苦いが
マティーニにすると苦味が良いアクセントになり
今までにはないマティーニを作ることが可能になった



一応、自家製ベルモットは1回の抽出で5杯はとれる

毎回ではないけど  
運が良ければ自家製ベルモットの抽出を目の前で見れて

出来たてのフレッシュベルモットで
マティーニが飲めるかも…

https://m.facebook.com/bar.kazama/?locale2=ja_JP







バー風間には9種類の塩と5種類の砂糖がおいてある。

塩は
2種類をカクテルに使い
もう2種類はお通しにそえて
1種類は料理に
残りの4種類はお客様にそのまま食べてもらっている

砂糖は4種類をカクテルに
1種類は料理に使っている


私が修行していた北海道旭川市カクテールサロン光亭のマスターは塩、砂糖、水、食器用洗剤までかなりこだわりが強く 
それらがカクテルにも大きな影響を与える事を教わっていた


東京のフレンチレストラン.ラリアンスにいた時、
スタンダードカクテルを見直す機会があったのだが、どうしても1つの砂糖では味のバランスがとれず 近くのスーパーにもかなりの数の砂糖や塩が売っていたので色々と購入してどの砂糖や塩がスタンダードカクテルと合うのかを研究していた。

微妙な甘味がほしかったりコクがほしかったり、色々なスピリッツに合う砂糖と考えると種類も増えてくる


砂糖はまだわかりやすいが塩はかなりの種類を購入した 
まだスカイツリーにある塩専門店、塩屋ソラマチ店もなくて塩図鑑を読んでは色々なデパ地下やスーパーなどで買いまくっていた。


最終的に3種類までしぼり 塩に合ったカクテルのレシピをつくり最終選考会を1人でやり とうとう1つの塩に出会えた。



長かった…


では4種類の試食の塩はなぜあるのか?


実はマルガリータやソルティドッグの塩の説明をしても他の塩との違いがわからないので少しでも塩の違いを理解してもらえるようにと

味覚のリセット
 
飲酒によるナトリウム不足のためのナトリウム補給

という意味で塩を食べてもらっている
 
料理に使う塩は家も店でも塩味の基本となるよう1つの塩に決めている



そして砂糖だが

ギムレットに使う砂糖はもの凄くダイレクトに甘味がくるので繊細な甘味のオーガニック甜菜糖を0.01gまで計れるデジタルスケールでベストな重量を研究して小分けにしている  
他の砂糖は2種類の計量スプーンで計っている



これが料理になるとどれだけの数の塩や砂糖が必要になるのか…

 
前に旭川の実家に帰った時、かなりの数の塩が常備されていたのには驚いた


さすが親子(笑)



料理もそうだが
実は
カクテルをつくるときにも調味料はとても大切な存在なのを知ってほしい。




(バー風間の塩)
バリのピラミッドソルト
竈炊キ結晶
セル.デ.ヴァン メルロー
じねん
ミントソルト
トリュフソルト
雪塩
カンフォアの塩
伯方の塩

(バー風間の砂糖)
甜菜糖
グラニュー糖
素炊糖
粉糖(オリゴ糖入り)
メイプルシュガー

(バー風間の醤油)
今はないがカクテルに使うなら
ひしほしょうゆ 
がおすすめ
https://m.facebook.com/bar.kazama/?locale2=ja_JP


(エミリオ.ルスタウ.ヴェルムート)

アモンティリャードとペドロヒメネスに10種類のボタニカルを漬け込んだスペインのシェリーを使ったヴェルモット



(バーレイズ.ロンドン・ドライジン・ピンク・エディション)

120本限定輸入

ボタニカルに桜を使用したジン 

棚に置くとかなり目立つピンク色のボトル


(和美人)

焼酎にジュニパーベリーと鹿児島産の金柑、紫蘇、柚子、茶、檸檬、辺塚橙、けせん、月桃、生姜の香りをつけた本坊酒造がつくるジンの3作目。


バー風間は3月から昭和のボンボン時計をお客様の見える場所につけ始めた。


購入した時はゼンマイ式とは知らず単1電池で動くと思っていた 
しかもゼンマイを巻く鍵が入ってなく巻き鍵を探すのも一苦労。
 




まず、
飲食店はお客様に時間を忘れてゆっくり過ごしてほしい。という理由で時計を見える場所には置かない
 らしい。


ではなぜ時計をつけたか


現代人は時間に縛られるより携帯電話に縛られてる気がする 店が時計をつけようがつけまいが携帯電話で時間は見る 

時計をつけて、お客様が時計の時間を見るということは 携帯電話を見る回数が減り、携帯電話を見るという現実から見ないという非日常が体験できる気がする。
 
バーとは時を売り非日常が体験できる場所だったはず。


もう1つは
1杯のカクテルのピークと劣化を知ることができる。



ウイスキーやワインにもある「香りが開く」というやつがカクテルにも必ずある

そこには時間が深く関わってくる。

 
バー風間がカクテルグラスをあまり使わずワイングラスをメインに変えたのも「香り」を知ってほしいからだ。 


そして反対に「劣化」も知れる。

 
つまり、時を知る事で見えてくる事もある

という考えだ。



私は東京にいる頃から時間に追われとても時間を大切にしてきた。時にはお金で時間を買いたいくらいの時もあった。

そんな無名のバーテンダーがつくれる空間は


時間を大切にするお客様にカクテルの香りが変化する時間を楽んでいただき


酒を呑む時間に気を向けて時を忘れる
  

そして酔う



なかなか出来ない非日常なのかも






Bar風間
札幌市中央区南4条西4丁目松岡ビル地下1階
営業時間18:00~1:00
定休日  無休