コート・ドールの赤ワイン&チーズクラスと放課後
赤ワインのタンニンは、ワインとチーズの間に壁をつくるので、双方が一緒になってもマリアージュ(1+1=2以上の効果)はない
でも繊細なタンニンがワインに溶け込んでいれば問題は無さそうだが、
やはりシェーヴルのような淡めの味わいに合わせる時は、熟成の進んだセック(ナッツのようなコクと塩味が強い)が理想的だ
今回はかなり硬めのシェーヴル、ピコドンとクラックビトウとの相性は抜群でした
①セル・シュール・シェール、②ピコドン、③クラックビトウ、④コンポステル、⑤モルビエ、⑥コスナール、⑦ポンレヴェック、⑧マンステール、⑨マロワール、⑩エポワス
赤ワインの色が背景の暗さで分からないのが残念
①ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2020
②ドメーヌ・コンフロン・コトティド シャンボール・ミュジニ・プルミエ・クリュ・デリエール・ラ・グランジュ2020
③シプリアン・アルロー ヴォーヌ・ロマネ2022
④ジャン・ミシェル・ジブロ サヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・フルノー2010
卓越した造り手の①②③はエネルギッシュな果実味と華やかさが魅力的だが、④は2010年にもかかわらず、風味が失せてダシガラのよう
サヴィニーのシモン・ビーズの2010であれば、ドライフルーツ風味や旨味の余韻が凄いはずだが
放課後は、いつものように青山ラポルトの野趣家でクラス会を楽しみました
ジャン・マリ・フーリエは「テロワリスト」と呼ばれるほど畑仕事に熱心な偉大なヴィニュロン、オーストラリアの最高峰ドメーヌ「バス・フィリップ」の醸造者から2022年に経営者になり、私がジュヴレ・シャンベルタン村にあるドメーヌ訪問した時もオーストラリア出張中で会えなかった多忙なドメーヌ・フーリエの当主だ
古木のブドウで造られたムルソーは、パワーのある緻密な果実味とミネラル感が凄かった
豪華なワインが沢山飲める楽しいクラス会でした