ワインとチーズのマリアージュ放課後 @TORO | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

ワインとチーズのマリアージュ放課後 @TORO

ブルゴーニュの白ワインとチーズをADV教室でテイスティングした後、青山ラポルトビル地下にあるスペインバル「TORO」へ

 

シャンパーニュ、アンリ・ジローが造る”ブラン・ド・クレ”のマグナム

クレ(白亜質の石灰岩)と名付けられているほど、チョーク質のミネラル感が強くスッキリ

 

TOROのお料理は3500円、ワイン持ち込み量は3000円、11人で気軽に楽しめるスペイン居酒屋料理は美味しくて良かったです

 

3ッ星レストランで飲むようなコルトン・シャルルマーニュ2004

シモン・ビーズの場合、涼しい年の2004年は酸とミネラル感が厳格過ぎて飲みづらかったが、やっと解けて重層的で柔らかくなり深みがでてきた

 

 

モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・オー・シェゾー2018

シェゾーは、ジュヴレ・シャンベルタン村との境目にある畑なので、黒系果実に土っぽさやスパイシーさもあるけれど、

ドメーヌ・アルローのシプリアンが造ると、フィネス豊かでタンニンがしなやか

しかも2018年は酷暑のため、酸が丸く濃厚な果実風味の香り高い

 

 

シャルロパンのエシェゾーも2018年、凝縮度が高く華やかな香味が魅力

2018年はタンニンが果実味に溶け込み、早くから楽しめるのが嬉しい

 

ヴォルネ・プルミエ・クリュ1995、ユベール・ド・モンティーユ

レジェンドが造るクラシックなヴォルネの香り、茸やなめし革のよう

 

パエリアのパンチの効いた味わいが良かった

 

芸術的なエチケットの、シャトー・ムートン・ロートシルト1979

賑やかなスペインバルで飲むには上品過ぎるかもしれない

1979年は初めて日本人画家、堂本尚郎氏が描いた絵

 

ピカソやシャガール等の絵もエチケット用に提供しているが、シャトーから画家への御礼はその年のワインを数ケースと言われている

それにしても、地球温暖化前のボルドーは、やはり湿った土とスパイスが印象的

熟成を経て枯れ葉、腐葉土、葉巻のような芳しさもあって、当時にタイムスリップしてしまいそうです