セラードア青山でオリヴィエ・バーンスタインとディナー | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

セラードア青山でオリヴィエ・バーンスタインとディナー

オリヴィエ・バーンスタインに会ったのは、2013年にBB&R主催のコンラッドホテルのディナーイベント以来なので10年ぶり

当時はライジングスターの筆頭と言われていたが、今やトップスターに登りつめた

 

インポーターのジェロボーム社長のカール・ロビンソンは、オリヴィエは常に最高級のブドウや果汁を購入し、一切妥協せずにワイン造りをするので超高価と10年前に話していたが、最近の高騰ぶりは激しくコルトン・シャルルマーニュは約10万円、赤ワインは20万円超えとは驚きです

 

セラードア青山のレストランの今宵のお料理は、ブルゴーニュの3ツ星「ベルナール・ロワゾー」で研鑽を積んだシェフが実力発揮して、本気で作った素晴らしいフランス料理

オリヴィエの芸術的なワインにぴったり、マリアージュしました

 

オリヴィエ・バーンスタインは、2007年にボーヌの街中に設立されたミクロ・ネゴシアン

現在、マジ・シャンベルタン、プルミエ・クリュ・シャンポーの区画を所有

ブドウを購入している契約畑でも、栽培はオリヴィエのチームが行っているので、全てドメーヌものと言えるだろう

 

冬野菜のタルトレット

 

乾杯は、フィネス豊かなポル・ロジェ・ブラン・ド・ブラン2008

もう1本飲みたかったが無かったので豊潤な2009を5人でいただいた

 

蛤やツブ貝とホワイトアスパラガスのタブレサラダ

 

コルトン・シャルルマーニュ2018

2016、2017、2018のみ造ったというコルトン・シャルルマーニュは、ミネラル感の強い急斜面の区画のブドウの果汁を3樽分ほど購入

白ワインをもう造らない理由は、買った果汁をコントロールするのが難しいからとのこと

 

鮑のソテー、肝のソース

 

ホロホロ鶏のコンフィ、レンズ豆の軽い煮込み

 

オーヴェルニュ産鴨胸肉のロースト、ペリグーソースとトランペット茸

 

あんぽ柿のチョコテリーヌ

 

クロ・ヴジョ2019(マグナム)、ボンヌ・マール2018

華やかで官能的なクロ・ヴジョの区画は斜面中部のヴォーヌ・ロマネ側にある

2019年なのにbeautifully openなクロ・ヴジョに対し、

2018ボンヌ・マールは深い紫がかったルビー、クローズぎみでまだ固い印象

 

写真は無いが、2019シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは、

凝縮した華麗な果実味に甘い花やスパイスのフレーバーが、何層にも広がり見事な味わい

オリヴィエも喜びを感じると語っていた

最高に美味しくて楽しいワインメーカーズ・ディナーでした