フランシスコ・ベテイッグ氏来日、チリの冷涼地から生まれる至高のラス・ピサラ@ADV | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

フランシスコ・ベテイッグ氏来日、チリの冷涼地から生まれる至高のラス・ピサラ@ADV

 

セミナーでの試飲は23アイテム

このセミナーで、世界中の冷涼地域で生まれる良質なピノ・ノワールを圧倒するような優美なチリワインを見つけました音符

 

エレガントでバランスの良いピノ・ノワールとシャルドネを造るために、エラスリスの醸造責任者フランシスコ・バエテイッグが2005年に始めたというアコンカグア・コースタの畑の開発

アコンカグア・コースタは寒流が流れる太平洋から12キロと近いためブルゴーニュよりも涼しいとのこと

 

成功のキーは、冷涼な土地以外にブルゴーニュから良いクローンを選ぶことや、土壌に豊かなミネラルがあることだが

アコンカグア・コースタは、「ピサラ」と呼ばれるシストやスレートの岩盤層が表土から30センチの深さにある理想的な土地

寒すぎるレイダや雨の多いマジェコより恵まれている

 

ヴァン・パッシオンの川上大介社長が、チリワイン概論について熱く語る

アコンカグア・コースタは神に愛されし「約束の地」

 

チリの帝王エラスリスのワインを長年手掛けているので、さすがにチリにも詳しい

ベテイッグ氏は、ご自分が手掛けたワインの解説をされた

 

まずはチリ各産地のピノ・ノワールを8種テイステイングして、各テロワールの個性をチェック

 

アコンカグア・コースタ「ラス・ピサラ」の全ヴィンテージ、2014,2015,2016,2017,2018

ヴィンテージによる個性が如実に表われている

ジェームス・サックリングは2016&2017に99点付けている

小売価格は14000円です

 

私は2017の複雑で華やかな果実味とフィネスのある味わいが好きでした

比較試飲するのは、アルマン・ルソーやドメーヌ・アルロー、コシュ・デユリ、ラモネ等コート・ドールのトップドメーヌ

 

ラス・ピサラのシャルドネも5種、デユジャックとともに比較試飲と、なかなかチャレンジングなテイステイングでした

 

 

 

ブルゴーニュオタクだというフランシスコ・バエテイッグ氏

チリでもフィネスのあるピノ・ノワールとシャルドネが出来るという、嬉しい発見ができた素敵なセミナーでした赤ワイン