第8回東京和飲句会@ルヴェール
”静謐やロマネの丘より秋立ちぬ”
今回の句会の兼題は「立秋」なので、まだ残暑厳しい8月末ではありますが、ブルゴーニュに思いを馳せてこんな句を詠んでみました
「天」の短冊をひとつ頂けて本当に嬉しかったです
15名のメンバーの中で、最も人気があった句は、二月堂さん(麹谷先生)の
”秋立てばムーランナヴァンこそ恋し”
なんと「天」の短冊を3つもゲットされました
赤坂ルヴェールに久しぶりに行くと、今年から来ている安達シェフの料理が一段と美味しくなり、また、山田ソムリエが控えめな会費の中から素晴らしいワインを選んでくれたので、とても素敵な和飲句会となりました
愛媛の真鯛のマリネ ヴィシソワーズ ミモレットのグジェール
房州のスズキのアーモンド衣のロースト、バジルとパプリカのソース
スズキの下にはズッキーニとオクラが敷いてあり、全体のハーモニーが見事
仔羊鞍下のローストとカイエット、人参のピュレと枝豆の軽い煮込み
肉がギッシリ詰まったハンバーグのようなカイエットと軽めの赤ワインソースが特に美味
ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエの後は、魚料理に合わせてドメーヌ・シモン・ビーズのサヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・オー・ヴェルジュレス
酷暑の2003年なので酸が弱めでマッタリとしているが、ミネラル感はしっかりしているのは流石
パトリックの大好きな2003年だ
2003年は熱波が続いてブドウの葉が枯れはじめ光合成が出来なくなってきたので、8月中旬に慌てて収穫をしたのだけれど、暑さで酸がキープ出来ず補酸したり大変な年だったのを思い出す
草稿さんイギリス土産で御馳走してくれた珍しいイギリス、ダービーシャーの白ワイン
水のような淡い色調で、スッキリ軽やか、ホオズキやグレープフルーツのフレーバーがある平板なタイプ
ブドウ品種がMadeleine Angevine 日照量が少ないせいもあってか果実味が薄かったです
シャルム・シャンベルタン2000 カミュ・ペール・エ・フィス
クラシックな造り、十分熟成が進み旨味豊かで円やかでした