ピーター・ツーストラップ氏来日記念のディナー@アピシウス
ワインショップ Vin sur Vin (虎ノ門)が契約しているスイス人のネゴシアン、ピーター・ツーストラップ氏が3年ぶりに来日して、銀座のレストラン・アピシウスでイベントを行いました
私は、20年以上前からピーターのイベントに参加して、オークションではピーターのゴージャスなワインコレクションであるペトリュスやシュヴァル・ブラン等を安く購入していましたが、何といっても2005年にクレッセントでで行ったロマネ・コンティの垂直試飲会(1940年~1996年)と晩餐会は圧巻であったことを思い出します
試飲会が50万円、晩餐会が20万円で、当時としてはバカ高いものでしたが、今考えると夢のようにお得な価格だったと言えます
また3年前、パレスホテルでシャトー・シュヴァル・ブランの垂直試飲に参加をした時に飲んだ1950年と1964年はとても印象的で、今でも忘れられません
ピーターは毎年のようにDRCに通い樽からロマネ・コンティを試飲しているようですが、今回のディナーでは2010年のグラン・エシェゾーがメイン
昼間のワインセミナーでは、2010年エシェゾーでした
デイナーの最後にミニオークションとして、12種のピーターコレクションが出品されましたが、以前のような豪奢なものではなく地味な感じだった
アピシウスで食事するのは3年ぶり
シェフソムリエだった小澤伸行さんがアピシウスを辞める前に行って以来です
大畑店長とピーターはワインの説明やら何やらで忙しそうでした
アミューズ
2005 フルーリー・セパージュ・ブラン・エクストラ・ブリュット
雲丹とキャビア、カリフラワーのムース、コンソメゼリー寄せ{高橋徳男氏へのオマージュ)
2002 ブルゴーニュ・ブラン エテイエンヌ・ソゼは、6リットル入りのマチュザレム瓶なのでデカンタからのサービス
果実味等がへたっていて苦味が気になる
1998 ピュリニ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール ドメーヌ・ルイ・カリヨン
もう少し早い時期に飲んだらもっとバランスが良くて美味しかっただろう
2002 シャルム・シャンベルタン ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ジュヴレ・シャンベルタン
中国人が買収する前にピーターが購入した樽、改革前なので全体的に薄い味わい
1998 ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・セラファン
セラファンなので流石に村名のわりに濃密で新樽のロースティさもしっかり
ハンガリー産鴨肉の目第四とエギュイエット グリオットのソース
2010 グラン・エシェゾー ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
2010年の味わいの素晴らしさは特にバランスの良さにありますが、この美味しさのベクトルは異次元へと広がる別格特級でした
抹茶のデクリネゾン
最後に、マール・ド・シャンベルタン ドメーヌ・トラペ
アピシウスのお料理には期待していたのですが、ちょっと残念でした