モノリス | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

モノリス

「モノリス」はフランス料理店の2010年新店王になるかしら2010/08/29 12:27

ラッキーなことに「モノリス」に今月は2回行きました。

モノリスは青山学院西門近く、昨年末まで「ア・テ・スエ」があった後にオープンした優秀フランス料理店です。

「モナリザ・丸の内店」の料理長をしていた石井剛シェフが独立。

ここに店を出した理由は23歳の時に「ア・テ・スエ」で修行していた頃の初心を忘れないようにとのこと。

私としてはモナリザ風の洗練された華麗なお料理が、とてもリーズナブルな価格でいただけて嬉しいです。

「モノリス」は「一つの大きな石」という意味で一体感を表すフランス語。

シェフは「2001年宇宙の旅」に登場した進化を意味する黒い石版にちなんで名付けたようだ。

今回はADVの「ブルゴーニュの偉大な生産者たち」クラスの放課後会で12名が行き、ワインを持ち込みさせていただきました。

とうもろこしのムース、モロヘイヤのソース

赤ピーマンのババロワ、蟹のジュレ

帆立貝のグリエ、有機野菜のサラダ

子羊のロースト

私が持っていったワインは「2007 ラ・ロマネ」ドメーヌ・デュ・コント・リジェ・ベレール

ロマネ・コンティの真上にある0.8haの、コート・ドール最小のグラン・クリュのモノポール(1ドメーヌが単独所有している畑)。

2004年からリジェ・ベレール家がパーフェクトに造るようになってから劇的に芳しい香りになったが、以前ブシャール・ペール・エ・フィスが醸造していたものは酸味の強い地味なワインだった。

チョッと前まではロマネ・コンティよりも標高が高く気温が低いから酸が突出していると言われていたけれど、DRCのように収量制限をして、完熟しているブドウのみを贅沢に選び、一切妥協をせずに造れば、こんなに感動的な美しいワインが出来るのだ。

2007年の赤ワインはグラン・クリュも果実味が優しく柔らかいから、驚くほどに早くから美味しく飲める。

ロマネ・コンティの妹と思えるほど上品でフィネスに溢れていました。

他には、シャンパーニュの「ドン・ペリニョン」をカーヴで長期間熟成させた「1995 エノテーク」

ブルゴーニュ好きの方達ばかりなので、ブルゴーニュの偉大な生産者の素晴らしいワインが集まりました。

授業中に「ピュリニー・モンラッシェ」のグラン・クリュ等5種類飲んできたので、暑い日にもかかわらず赤ワインが多いです。

お料理もワインも大満足の楽しい時間。

次回の放課後クラス会も、また楽しみです。