「かんだ」は高級シャンパーニュに合う日本料理
日本料理「かんだ」のシャンパーニュに合う料理2010/08/22 2:45
日本料理界の巨匠の中で、最もワインに造詣が深い方は元麻布「かんだ」の神田裕行さん。
フランス生活が長く、ワインはライフスタイルの一部になっているからワインの話がとっても面白くて楽しいです。
来月はシャンパーニュの「クリュッグ」のオリヴィエ社長の招待で、収穫中の「クロ・デュ・メニル」の畑でランチをいただくそうです。
私の考えではシャンパンと日本料理の相性はベスト・マッチング。
調理に使うお出汁が、繊細で上品なアミノ酸の旨味という点で共通しているからです。
「かんだ」のお料理は極上の素材の持ち味を最大限に活かすというスタイルなので、他では真似できない端正な世界があります。
シャンパンとバツグンに相性が良いのは「たまご豆腐、秋田のじゅんさい、梅とスダチ風味のお出汁ゼリー」
鮑とうに
かれいのお刺身
鱧と鰯のつみれ
名物のアナゴ寿司
鮎の塩焼き
揚げゴマ豆腐と海老のあんかけ
極上フィレ肉を北海道の有機パン粉で香ばしくカツにした特別料理、力強いシャンパンにぴったり。
なすの煮物、極細そうめんをシンプルに。
グラフィック・アーティスト麹谷先生、イチオシの「鱧たまごとじご飯」
優しいけれど威風堂々とした日本料理と一緒に飲むシャンパンはリッチ&パワフルかつエレガントな「テタンジェ・レ・フォリ・ド・ラ・マルケトリ」
Taittinger Les Folies de la Marquetterie
ピノ・ノワール55%,とシャルドネ45%を一部樽発酵により醸造。
「レ・フォリ」の畑は、あまりにも急斜面で農作業をする困難さを全く無視しているため、レ・フォリ(クレイジー)と名付けられた。
黒ブドウと白ブドウを交互に植樹しているので、収穫時のレ・フォリ畑は巨大なチェス盤のようになる。
ドメーヌ・シモン・ビーズの「1999コルトン・シャルルマーニュ」でした。
(写真を撮り忘れた)
ASATSUYU ナパ・ヴァレーの「ケンゾー・エステート」のソーヴィニョン・ブランで造られる話題の白ワインも飲みました。
栽培責任者「デヴィット・エイブリュ」、醸造家は「ハイジ・バレット」というカリフォルニアのカルト・ワインの教祖が造るのだから本当に贅沢なワインです。
神田さんの話によると、先日ナパに行った時に、ケンゾー・エステートのオーナーに「フレンチ・ランドリー」(ナパの3つ星レストラン)に招待されたそう。
そこで、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの「モンラッシェ」とこの「ASATSUYU」を並べて”どう思うか?”
と意見を聞くほど自信作とのこと。
でも、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違いもあるし、、、。
「かんだ」のワインリストではカルト・ワインの教祖が造る「スクリーミング・イーグル」が270000円で載っている。
(アメリカでは2000ドル)
繊細なシャンパーニュやブルゴーニュと違い、ASATSUYUはアルコールのボリュームからくるグラマラスなスタイルなので、日本酒のような感覚で飲めるとは思いました。
とにかく美味しいお料理とワインは私達にエネルギーを与えてくれるのは間違いないです。