Le Meilleur Vignoble de Japon ミサワ・ワイナリー@明野 | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

Le Meilleur Vignoble de Japon ミサワ・ワイナリー@明野

Le Meilleur Vignoble de Japon 日本の最優秀ブドウ畑2010/07/18 2:00

昨年の10月からアカデミー・デュ・ヴァンで「ブドウ栽培体験講座」を再開しました。

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1013年前は山梨県勝沼にある「丸藤ワイナリー(ルバイヤート)」の北畑で、カベルネ・ソーヴィニヨンの剪定から収穫まで、本当にエキサイティングで楽しい経験をしました。

最近は日本でも、ワールドクラスの本格派ワインが増えてきたけれど、当時はボルドー大学で学んだ大村春夫さんのような方は珍しく、故浅井宇介先生が「日本の希望の星」とおっしゃったのが昨日のことのようです。

北畑は、小さいので生産量は少ないけれど、傾斜もあり風通りの良い素敵な畑であり、益々洗練されてきています。

今回の研修地は「中央葡萄酒、グレース・ワイナリー」の三澤茂計さんが、2001年に明野に拓いた12haもある壮大なブドウ畑。「ミサワ・ワイナリー」。

日本で最も日照量が多い土地、その上富士山、八ヶ岳、南アルプスが見渡せるという華麗なる「日本の最優秀ブドウ畑」です。

明野農場は標高700mの高山性気候を持ち、適度な傾斜のある手入れの行き届いた畑の様子は、スケールの大きさとセンスの良さにおいてバツグン。

暗渠(あんきょ、地下に水路を作り水はけを良くする)システムもバッチリだそうです。

ブドウ樹の樹齢も7年を過ぎて、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネが立派に育ち、素晴らしいワインが続々と生まれてきているのが嬉しいことです。

垣根栽培の「甲州2009年」は甲州の秘めたポテンシャルを証明。本当に凄い。

また、勝沼の菱山畑の甲州が、今年ロンドンで売られるそうですが、今後の甲州の活躍が楽しみです。

ワインには造り手のパッションや芸術性が表れますが、三澤社長の激情は確かに伝わってきます。

ワイナリーのレストラン「彩」のお料理を仕切る素敵な奥様、素晴らしいワインメーカーの彩奈さんやスタッフの方達もいらっしゃるから、益々明野に通うのが楽しみ。