ナルカミ
新日本風フランス料理@ナルカミ2010/01/15 13:26
銀座で地下にあるミシュランの星つきフレンチレストランはナルカミだけ。
アピシウスとレカンは老舗の豪華レストランなのに、フランスには地下にレストランが無いということで星がない、、、、。銀座ナルカミ☆の実力が気になります。
そのナルカミが銀座に別れを告げ、10月に西麻布でスケールアップしたお洒落な店をオープンするとのことなので、移転前のナルカミに行ってきました。
2003年に独立された鳴神正量シェフは出身地が兵庫赤穂でルーツがイタリア料理。
そして、魚介類・野菜・肉の産地に強いこだわりを持っています。
自ら改造した包丁で新鮮な魚を調理するという、独特のナルカミ・ワールドを展開。
ワインリストには超人気生産者の贅沢なフランスワインが並んでいるけれど、お値段は高め。独立前に「エスペランス」というバブリーなワインレストランにいらしただけあって、ワイン愛好家のコレクションアイテム的なものが揃っています。
お料理は3コースが用意されていて、今回は一番品数が多い8品コースを頂きました。
富山県 岩ガキ バジル風味のカッペリーニ カキのコンソメ
岩ガキが小さくカットされて、細いパスタに和えてある和・伊・仏のコラボという感じ。
アジのモンブラン見立て
生のアジが山芋のモンブランに包まれ、クリームをまとった刺身風。
家島ハモの舞茸巻き
香り高く旨味十分の絶品
ノドグロのグリエ サフラン風味のあんかけ
赤むつのグリエがエキゾチックに。
蝦夷アワビ シャンパン蒸し 肝ソースで
洗練された新フランス料理の極致のよう。
佐久青山椒のソルベ
シェフ自ら育てている山椒がピリリと辛く心地よくシビレて美味しい。
シャラン産鴨 ロティ トリュフのソース
フォアグラ付きで非常にリッチな味わい。
デザートはフロマージュにしました。
鳴神シェフは、シュヴァリエ・デュ・タストヴァンに昨年叙任されたほどのチーズ愛好家。チーズのセレクションはさすがであり、エルベ・モンス熟成の上品なエポワスは特に素晴らしい。
美しく繊細且つダイナミックなお料理でした。