怒りを投影してみたら…【激長いが書きたいから書く】

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長男と次男が

ケンカをしていた。

最初は様子を遠巻きに眺めてた。

が、

 

次男を叩いて泣かせて

怖がらせて

更に泣かせる長男に

ブチッ！

キレた。

ワタシも我を忘れるかの如く

全力で長男に【恐怖】を与えようとした。

あの時はマジで

怖かったのかもしれない。

長男は半泣きだった。

ワタシは本気で

長男に次男と同じ恐怖を

与えてやろうと思った。

でも、違うよね。

分かってるの。

ホントは怖がらせたい訳じゃない。

長男もホントのところ

そうじゃない、と

思ってはいるだろう、と思った。

だけどワタシは

思い出して

感じたこと言った。

叩けばスッキリするんか！

怒って怖がらせれば

言うこと聞くと思ってんのか！

ぶちまけたらスッキリするんか！

…ワタシは、

そう思ってたんだよ…。

怒れば黙らせられると思ってた。

恐怖を与えればコントロールできる。

と思ってた。

ワタシが、

かつてそう感じてたんだ。

母さんに対して。

ワタシは母さんに

コントロールされてると

信じてた。

ワタシが刃向かえば

罪悪感感じるように

コントロールされてると思ってた。

ガマンして、

ガマンして

ホントのとこは

伝えないようにした。

伝えないようにした、

というか

分からなかった。

弟ばっかりズルい。

弟ばっかり優遇される。

同じことしても弟ならば許される。

同じことしたらワタシばかり怒られる。

弟ばっかりズルい。

弟なんか大嫌い。

弟なんかあっち行けばいい。

いつも譲れと言われる。

渡したくないのに。

いつもいつも弟が優先…。

ズルい！

いつも怒られるのはワタシばかり。

ワタシの言うことなんか聞いてくれない。

ワタシがこうしたいなんか

いつも却下される。

譲れ、貸してやれ、

お姉ちゃんなんだから、

とーーー。

ワタシは

泣きたくても怒りたくても

ぐーー（息を止めて泣くのをガマンする）

しなさい！

怒ったら逆に

何、その言い方！

何、その態度！

何、その目つき！

と怒られた。

怒りを出すことを

ダメだ！と言われ、

その下にある悲しさ、寂しさは

表出することはできなかった…。

分からなかった、かな…。

ただ、

そう怒ってしまうワタシが悪い…。

って信じてた…かな…。

そうだよね、腹が立つよね。

悔しかったね。

悲しかったね。

寂しかったよね…。

そうだね、

ただ、そうだよね。って

言ってほしかった…。

分かってほしかった…。

長男に、言ったの。

ホントのところは

▲▲を叩いてイライラを

なくしたいわけじゃないよね？

ズルいな、

僕だってこのオモチャで遊びたい。

いつも譲りたくない。

僕だって一番に遊びたい。

お気に入りのオモチャは

貸したくない。

譲れ、貸してやれ、

いつも僕ばかり言われる。

いつも▲▲くんの味方される。

悔しい！悲しい！

僕に貸してやってって

▲▲（次男）くんにも言ってほしい！

〇〇（長男）がお気に入りだから

〇〇の大切なのだから

▲▲くんは、後でね、

って言ってほしい！

いつもいつも

父ちゃんも母ちゃんも

〇〇が怒ったら怒る！

父ちゃんや母ちゃんは

好きに怒ってるくせに！

ヤダヤダヤダーーー！

▲▲くん、ズルい！

父ちゃんも母ちゃんも

ズルい！

ズルいよー！

▲▲くん、オモチャ返してよー！

▲▲くん、大事なの取らないでよー！

…

長男は一緒に【声に出す】までは

できなかったみたい。

言えないって、

恥ずかしいって言ってた。

だけど泣きが

だんだん強くなって、

嗚咽しながらワタシの膝に

突っ伏して泣いてた。

ワタシも

ワタシが

言いたかったんだろね。

言いながらワタシも、

泣いてたよ…。

ワタシにもカワイイって言ってよ…

ワタシが怒っても拗ねても…

ヨシヨシって受け止めてよ…

悲しかったよね

悔しかったよね

って受け止めてよ…

悔しかったねー…

悲しかったねー…

って、背中ずっとさすったよ…。

次男は見守ってたけど、

次男も一緒にさすってくれたよ…。

いんだよ、いんだよ。

たくさん泣いてもいいんだよ。

怒ったっていいんだよ。

喜ぶ、楽しい、だけが

いいわけでもないし

許されるわけでもない。

怒ることがダメなわけじゃない。

母ちゃんも、

もしかしたら父ちゃんも

怒ることはダメだよって

叱られたかもしれない。

あなた方が怒ることで、

罪悪感とか

叱られて悲しかったこととか

刺激されたかもしれない。

ワタシはガマンしてたのに、

ダメだと言われてたのに

あんただけ怒っていいなんて

許せない！

そんなの見たくないから

許せないから

抑えつける。

ダメだ！と。

時に逆に怒ってさえして

ねじ伏せるーーー。

ワタシがワタシにも、

許せなかったから。

絶対ダメだと、

してたから。

怒ってもいい。

怒ってもいい。

睨みつけても、

感情的にぶちまけても、

小バカにした態度とっても

見下すような口の聞き方したっていい。

そうしたって

ホントは

分かって欲しいだけ。

ツラかった。

悲しかった。

寂しかった。

甘えたかった。

慰めてほしかった。

寄り添ってほしかった。

甘え方が分からなくて

伝え方が分からなくて

怒りで誤魔化してるだけ。

怒りは

分かって欲しいの！

分かってよ！！

をぶつけてるだけーーー。

怒りは

ガマンできないよー。

もうムリだよー。

しんどいよー。

できないよー。

逃げたいよー。

助けてほしいよー。

頼りたいよー。

お願いしたいよー。

のフェイクアクション。

ホンネのアクション出したら

弱々しくて

女々しくて

泣いちゃいそうだから

壊れちゃいそうだから

崩れ落ちそうだから

今までのガンバりが

貢献が

努力が

成果が

ムダになりそうだから

自分を護るために

ワタシは怒りで誤魔化すのーーー。

怒りは

ダメなわけじゃない。

表現してみてもいい。

避難されてもい。

また逆に怒られてもいい。

嫌われてもいい。

ひとりぼっちにされてもいい。

実は、ひとりぼっちにはならない。

怒りを悪者にしてる限りは

ずっと、ひとりぼっちかもしれない。

どんなあなたでも大丈夫。

どんなあなたでも大好き。

長男に最後に言えたよ。