ドゥーラの3本柱についてー母親サポートー | 【千葉・オンライン】 はじめのいっぽのブログ

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受講を始めてから、最初の講義で
ドゥーラ養成講座での目指す「ゴール」について
何項目か書かれていました。

その中でも私自身も常に考え、問い続けていたこと、

産後ドゥーラとは何か、
自分の言葉で表現できるようになっていること。


ドゥーラという言葉も、まだ聞きなれない言葉だし、
他の育児ケアサポートと何が違うのか?
そういうことも自分の言葉で語れるようになっていること。

ドゥーラサポート内容としては「三本柱」があります。
1)母親サポート
2)家事サポート
3)育児サポート

ただ、これだけ書かれていてもよく分からない、と思います。

特に1)の母親サポートって?
けど、私は最も大切なのはここ(母親サポート)だと思っています。
2)3)も大切なのだが、結局「軸」は1)にあると思っています。

産後間もない母は、程度の差こそあれ妊娠・出産という大仕事を終え、
心身ともにダイナミックな変化を迎えています。
身体と心は繋がっていて、身体が辛いときは心に余裕は持てません。
先人もよく言っておりますが「産んだら終わり」ではなく「育児」は出産と共にスタートです。

生まれたての赤ちゃん、かわいいですね★^^

しかし、「現実」はかわいいばかりではないと思います。
「フニャフニャしていて、大丈夫だろうか。私に育てられるのか」
「おっぱい飲んだら寝るかと思ってたら…寝てくれない」
「抱っこしていればいいのだが、置いたとたんに泣いてしまうので…ずっと抱っこしている」
「昼夜逆転しているみたい…」

などなど。
かわいいとは思うが、自分の身体の回復もままならないのに…辛い!
という方もいらっしゃるのです。

自分が辛い、しんどいと思っているのに
「私母親になったのだから!」
「みんなやっていることなのだから!」

と、身体にムチ打っても…どうにもならない「現実」…
かえってムリすることで、不調が長引くこともあります
また、
「こんだけやっているのに!」
と努力が報われないことに腹が立ってしまって、そんな自分に自己嫌悪に陥ったり…。

お産する前のご自分も振り返ってみてください。
自分に余裕がないときって、他の人・事柄に気をかけるって、できなくないですか?

それは、もちろんお産にだって当てはまることだと思うのです。

特にお産って「みんなやっていることなのだから」と思われがちですが
身体の中は10か月かけて「妊娠」の身体になったのに
数十時間で「お産」は終わります。

その身体の変化たるや相当なものです。
ホルモンの分泌量だって格段に減るし(更年期以上の変動です!)
お産で身体の中、皮膚も傷つくし(お下に傷がつかないお産でも、
胎盤が子宮からはがれることだって!身体(子宮)にとっては大仕事です!)
寝る間も関係なく訪れる陣痛にもがんばりました!


満身創痍なんですよーーーー。お産をする、ということは。
素晴らしい大仕事をされたんです、お母さんも赤ちゃんも。

その大仕事を他の方と「比較」する必要なんてないんです。

私自身が「比較」することで悩んでいたので…。

つらい、思うように動けない、痛い…
そういう気持ちをまず
1)ご自分が素直に「受け入れて」ほしいんです。
そして、
2)無理せず、気持ちを「表現」してください
2)ができたら是非
3)「助けてほしい」と「委ねて」くださいーーーー

人に迷惑をかけないようにしなさい
と育てられてきた私たちは素直な気持ちを表現したり、委ねるのが不得意だったりします。
特に「自分に厳しい」「頑張り屋」さんな方はーーーー。

まずは一つずつ、一言でも気持ちを表現できるまでが「大きな壁」だったりするんですよね。
けど、これを超えると!視界が開けます★ホントですよ。

いろいろ書きましたが何を言いたいのかというと

母だって「誰かに助けてほしい」し「甘えたい」んです。
本当は、本音は。
赤ちゃんの母親にはなりました。
しかし、赤ちゃんのすべてや家事を母が担う必要・義務はないんです。
こんな「私」が育てられるのか、不安だってあります。


自分だって「助けてほしい」し「甘えたい」本音があるのに
赤ちゃんに「限りない愛」って注げないです。
家族に気遣いだって、できないです。


そんな母の心や身体を支える存在にドゥーラもおります。
(もちろんご家族やお友だち、その他いろいろな方も周りにはいらっしゃいます)
ご家族だからこそ言いにくいこと、もあるでしょう。
そんな時にも、耳を傾けます。

母が再び自分に余裕を持てるように、
赤ちゃんに、ご家族に愛情を注ぐことができるように
ご支援させていただく。


それが1)の母親サポートです。

ドゥーラは「産後の母の心身の変化について」も学んでおり、
ドゥーラによってはアロマセラピストやマッサージ師、整体師などもいて
直接、ご家庭でボディケアをご提供できる方もおります。

が、まずは何はともあれ

母が満たされること

に尽きるかと思います。

そのための一人としてドゥーラは存在しております★☆★