大三島ブルーライン「フェリーみしま」 | ドルフィン企画~瀬戸内海クルーズのご案内~

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少し古い画像で恐縮だがどうしても「縁」を感じてしまうのが下部を青に塗装した画像で、最後の整備を三原駅前桟橋で終え大下瀬戸を海外へ向かって航行中に、この船の代替で就航し定期航路で運航中の「みしま」と並走した時に私がたまたま「みしま」に客で乗船していたので「みしま」船内から撮影した画像だ。

新旧交代の別れを惜しむような並走場面だった…

この船は「大三島ブルーライン」という第三セクターの会社が誕生して間もなく就航した新造船で、就航以来今治から大三島と大崎上島を結んでいたが、そのうち航路再編によって岡村島と大三島も結ぶようになった。

就航当時は芸予観光フェリーの「第五愛媛」同様に、最新のデザインで近未来的なフェリーだなと思ったが、今となってはかつてこの辺りで沢山就航していた芸予型と呼ばれる単頭型フェリーの生き残りのような存在になってしまっていた…

「フェリーみしま」は引退して既に3年近くにもなるが、この船が就航する航路は私自身回数券を購入するほどヘビーユーザーであり、日常的に貸切利用(他に誰も乗客がいない状況)が多かったので引退前に船内撮影することは容易にできた。

その頃はあくまで自分専用の記録画像のつもりで撮影したので、どこかに公開しようなどとは考えていなかった…

まさかコロナ禍で仕事が暇になるなんて考えもしない頃だった。

小回りが利かないなどの欠点もあったが、新造当初から来島海峡を通過する定期航路への就航予定だったため非常に頑丈な造りになっていて時化にも強かった。

艫(うしろ)車両デッキから2階の客室へ上がる階段には中二階もあって後方展望は抜群の船であり、客室は前方にカーペット座敷スペースがあり、中間には長椅子が並び、後方はオープンデッキになっていた。

引退時で就航から30年近く経っていたが、とても大事に手入れされていた船だったので比較的綺麗な状態だったように思う。

3年近く経って古い画像を引っ張り出してみると、今更ながら懐かしさがこみあげてきた!