ドルフィンファームで逢いましょう!〜 一口馬主とテシオ理論、そして、うちの子〜 -3ページ目

ドルフィンファームで逢いましょう!〜 一口馬主とテシオ理論、そして、うちの子〜

競馬歴49年、血統マニアの私ドルフィンが、競走馬の血統や配合を、血のロマン、個人の好き嫌い、固定観念を交えて語るブログです。

うちの子ファニーは、2021年6月23日、虹の橋を渡りました。

トライアル青葉賞を勝って夢舞台に立つ、プラダリアを考察する。


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  プラダリア 2019.4.3 鹿毛



(netkeibaより転載)




  ​対象祖先

ディープインパクト満8歳の誕生日を過ぎた種付(5/7付)で0遺伝、母優先で優先種牡馬はフォーティーナイナー、対象祖先はRaise a Nativeの母Raise Youとみる。ディープインパクトの形は引き継いでいない。


Raise You 1946 米国産 栗毛

24戦5勝、主な勝ち鞍、コリーンS(芝1600)

詳細は不明


フオーティーナイナー1985 米国産 栗毛

19戦11勝、主な勝ち鞍、フューチュリティS(米G1・D7F)、シャンペンS(米G 1・D8F)、ハスケル招待H(米G 1・D9F)、トラヴァーズS(米G 1・D10F)


代表産駒にベルモントS(米G 1・D12F)勝馬Editor's Note、国内ではユートピアなど、ダートの短距離から中距離で活躍する産駒を多数輩出した。



  適性

米国ダート、短距離から中距離、トラックランナー、左回り、小回りは得意。同じ優先祖先を持つEditor's NoteがベルモントSを勝っているように、クラシックディスタンスまではこなせるのかもしれない。



  耐力

ボトムライン活性値は(28/32=88)で驚異的数値。あらゆる過酷な条件にも耐え得る、使い減りしないタフな馬。



  ​配合

父・ Ne0・サンデーサイレンス系

母父・ Ne・ノーザンダンサー系

母母父・Ph・ミスタープロスペクター系

母母母父・ Ne・ナスルーラ系


ネアルコ系が2本で雑種性はそこそこだが、ボトムラインで祖母・母と2代続けての8遺伝で質・量が引き継がれているのは素晴らしい。アウトブリードであり血のコンプレックスは無い。



  ​総評

同コース同距離で勝っているのは強みだが、レース創設から31年、青葉賞勝馬は未だ栄冠を手にしたことはない。3歳の若駒にとって、中3週で2400mを連戦する過酷なローテーションは耐力を消耗させてしまい、本番に結びつかないのか?と見ている。


明け3歳の1月にデビューして、ここまで4戦2勝。これは恵まれた耐力の成せる業というほかない。青葉賞のジンクスを破るなら、本馬のようなタフな馬ではないだろうか。彼なら過酷なローテーションも克服出来る下地は揃っている。さらに、ボトムラインで2回の8遺伝を持っていて、アウトブリードであり、ダービー馬になったとしても何ら不思議はない。


ついに、青葉賞勝馬から初のダービーが誕生するのか、期待を込めて見守りたい。



最後までお読みいただきありがとうございました♪













名前から単勝馬券が売れてしまう珍名馬、オニャンコポンを考察する。


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  オニャンコポン 2019.2.11 鹿毛



(netkeibaより転載)


  対象祖先

エイシンフラッシュの劣性期③の種付で母優先、優先種牡馬はPlesant Tap、対象祖先もPlesant Tapとみる。エイシンフラッシュの形は引き継いでいない。


Plesant Tap 1987.5.8 米国産 鹿毛

32戦9勝、主な勝ち鞍、ジョッキークラブゴールドC(米G 1・D10F)、サバーバンH(米G 1・D 10 F)、ホイストザフラッグS(米G 2・芝8F)、BCクラシック2着、スプリント2着。


代表産駒にジャパンC、宝塚記念を勝ったタップダンスシチーがいるが、彼は母優先の産駒であってPlesant Tapの形は引き継いでいないことに注意。



  適性

米国ダート短〜中距離、トラックランナー。小回りは得意。



  ​耐力

ボトムライン活性値は(28/32=88)で優秀。ハードな調教、輸送、遠征、連戦も苦にしない、使われて良いタイプ。反面、休明けでは割引き、2走目、3走目でパフォーマンスを上げてくる。



  ​配合

父・Ph・ミスタープロスペクター系

母父・Ne0・サンデーサイレンス系

母母父・Ph・ミスタープロスペクター系

母母母父・Ec・リボー系


母父ネアルコ0、4父系にネアルコが 1本もないため雑種性はそこそこ高い。特筆すべきはボトムラインで8遺伝が2回あること。母から質・量が確実に伝わっているはず。


残念なのは、ミスタープロスペクター、クリスエスのクロスが有効。インブリードの弊害が心配だ。



  総評

ここまでの5戦、全て芝2000mを走り京成杯(G 2)を含む3勝は立派。前走の皐月賞は休明けでポカしたが、叩いたあとの今回、パフォーマンスを上げてくるが、2400mは長い。


ミスプロ、クリスエスのインブリードがあり、大舞台では精神面で闘争本能に優る雑種馬には遅れをとるだろう。



最後までお読みいただきありがとうございました♪








日本ダービーに出走を予定している2歳チャンピオン、キラーアビリティを考察する。


出資馬のグロンフォールの半弟で、母キラーグレイシスの繁殖能力が証明されたことは嬉しく思う。



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 キラーアビリティ 2019.1.27 青鹿毛



(netkeibaより転載)



 対象祖先

父ディープインパクトの優性期⑦のの種付で父優先、優先種牡馬、対象祖先ともディープインパクト。コントレイルと同じく、ディープインパクトの形を後世に伝える後継種牡馬となれる逸材だ。


ディープインパクト  2002.3.25 鹿毛

今さら説明は不要と思うが、詳細はコチラ⬇️




 適性

日本芝・マイル〜クラシックディスタンス。



 耐力

ボトムライン活性値は(19/32=59)でまずまず。輸送、遠征、連戦もある程度こなすだろう。



 ​配合

父・Ne0・サンデーサイレンス系

母父・Ne・ナスルーラ系

母母父・Ne0・ボールドネシアン系

母母母父・Ma・マッチェム系


ネアルコ0が2本、ボトムラインが異系のマッチェム系、なかなか良い組み合わせ。雑種性にも優れてはいるが、Northern Dancerのクロスは残るため、精神的、身体的弊害に若干の不安有り。曽祖母の8遺伝はダービー馬の条件。


繁殖時期から外れたホープフルSでは影響は無かったようだが、繁殖時期に行われるクラシック競走では闘争本能に優る他馬に脚元を掬われる可能性がある。



 総評

耐力にそこそこ恵まれた本馬にとっては、ホープフルSからぶっつけの皐月賞というローテは良くなかった。結果、大敗に終わったが、皐月賞がトライアル替わりと思えば度外視していいだろう。


ダービーが叩き2走目と考えるれば、パフォーマンスを上げてくる可能性があり、見限ると痛い目に合いそうだ。


優先種牡馬がディープインパクト、種牡馬になってからも楽しみで、多数のディープ産駒の種牡馬成績がパッとしない現状、コントレイル同様、彼に対する期待は大きい。無事に競走生活を終えれることを祈っている。



最後までお読み頂きありがとうございました♪










ウィンドリッパー


以前から度々書いているが、距離が1ハロン長い😭。展開とメンバーに恵まれたらチャンスはあると思っていたが、今日は少頭数、メンバーもほどほど、ペースも緩く、時計も遅い、鞍上は川田将雅騎手、まさしく、チャンスは今日だった、甚だ残念😞


一本調子、切れる脚はない、今回はケガからの休明けで割引く必要はあるが、次走は距離を短縮するか、一度、ダートの中距離を試すべきと思っていたところ、公式コメントを見る限り、路線変更はなさそうだ😭




【シルク公式】

ウィンドリッパー

[父 ルーラーシップ : 母 スピードリッパー]
 5/21(土)中京7R 4歳上1勝クラス〔芝2,200m・9頭〕3着[3人気]


五分のスタートから、中団の一角で折り合いを付けます。勝負どころからジワジワと押し上げていき、残り400m付近から追い出されると、一旦は先頭に立ちますがゴール手前で交わされ、約5ヵ月ぶりとなるレースは惜しくも3着でゴールしています。 

清水久詞調教師「道中は上手く脚を溜めて、最後の直線で抜け出したところまで理想通りのレースでしたし、普通なら勝ちパターンだっただけに悔しいですね。ただ、前走から5ヵ月ぶりのレースとしては、極端に体重が増えることもなく、良い状態で臨むことが出来たと思います。レース後、川田将雅騎手は『道中はムキになることもなく、良いポジションで脚を溜めることが出来ました。最後の直線で抜け出すところまで理想通りの形でしたが、もう一押し利かなかったのは緩い馬場の分でしょうか。距離はギリギリかもしれませんが、これぐらいの馬場なら最後まで辛抱して走ってくれましたし、2,000mから2,200m位の距離ならすぐチャンスがありそうです』とのことでした。昨年12月の中京・芝2,200mでは、C.ルメール騎手が幾らか距離が長いと話していましたので、その点も踏まえてレースを見ていましたが、極端に脚色が甘くなっていないですし、馬場が良ければそのまま押し切ってもおかしくない内容だったと思います。久々でも次に繋がるレースをしてくれましたから、次走も良い状態で臨めるよう努めていきたいと思います。この後はトレセンに戻って状態を確かめたうえで、相談させていただきます」






日本ダービーに出走を予定している2歳チャンピオン、ドウデュースを考察する。



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 ドウデュース 2019.5.7 鹿毛



(netkeibaより転載)


 対象祖先

父ハーツクライの劣性期①の種付で母優先、優先種牡馬はVindication、対象祖先は代々劣性期の種牡馬が種付されており、その先も優性期の種牡馬は見当たらないので、対象祖先もVindicationとみる。ハーツクライの形は引き継いでいない。


Vindication 2000 米国産 黒鹿毛

4戦4勝、主な勝ち鞍、BCジュヴェナイル(米・D9F)、圧倒的なスピードでBCまで4連勝、2歳牡馬チャンピオンに選出された。翌年のケンタッキーダービーの最有力候補と目されていたが調教中の怪我で引退を余儀無くされた。種牡馬としても8歳で早世した悲運の名馬だ。



 適性

米国ダートマイル〜中距離、トラックランナー、左回り、小回りは得意。



 耐力

ボトムライン活性値は(17/32=53)で平凡。強い調教、輸送、遠征、連戦では、若干の割引きが必要。



 ​配合

父・Ne0・サンデーサイレンス系

母父・Ne0・ボールドネシアン系

母母父・Ph・ミスタープロスペクター系

母母母父・Ne・ストームバード系


母父がネアルコ0、父系全てが4異系の組合せは好感が持てるがLyphardのクロスは残るため、精神的、身体的弊害が心配。繁殖期を外したレースでは気にならないが、ことクラシックでは闘争本能に優る他馬に遅れを取るだろう。



 総評

レジェンド武豊騎手に朝日杯をプレゼントしたことで注目を集めるが、本来はマイル〜中距離が守備範囲で東京芝2400mはベストとはいない。耐力値も平凡でトライアル弥生賞を余分に走ったツケを払わされそうだ。