日本神話: 神武天皇の東征2熊野の援軍 | MERKABA~マカバ~

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神倭伊波礼毘古命 が
かむやまといわれびこのみこと

熊野村に辿り着くと、熊の姿をした神が

現れ、すぐに消えた。すると、伊波礼毘古

命も軍の兵たちも皆気を失ってしまった。


そこに、熊野の高倉下たかくらじ が

(高倉下‥高い倉の主の意味)

一振りの太刀を持って現れ、その太刀を

献上すると、伊波礼毘古命はすぐに

正気を取り戻し、その太刀を受け取ると

熊野の荒ぶる神はひとりでに切り倒され

倒れていた兵たちも皆目を覚ました。


高倉下は自身の夢の中で、天照大御神

高木神たかぎのかみ=高御産巣日神 が

建御雷神たけみかずちのかみ をお呼び

になり、葦原中国での御子たちの苦戦を

助けるようにと命を下されたが、建御雷神

は自分が行かずとも、葦原中国を平定

したときの太刀を降ろせばよいでしょう

とお答えになった。そして私の倉の屋根に

穴を開けてそこから落とし入れるので

朝目覚めたら、その太刀を天つ神の

御子に献上せよと仰せになったと

伊波礼毘古命に太刀を入手した経緯を

話した。そして、高木神から

天から八咫烏やたがらす を道案内

として送るので、そのあとについて

進軍するようにとの教えがあったこと

も伝えた。


八咫烏の案内で吉野川の上流に

着いたときに、魚を取る人がいた。

国つ神で贄持之子にえもつのこ で

あるといい、阿陀(奈良・五條市)の

鵜養たちの祖先である。

さらに進まれると、尾を持つ人が光る

井戸から出てきた。その者たちは、

国つ神で井氷鹿いひか と名のった。

これは吉野首よしのおびと たちの

祖先である。


その後、山に入ると大きな岩を押しのけて

尾野生えた人が出てきた。

国つ神で、石押分之子いわおしわくのこ

と名のり、天つ神の御子を出迎えた。

その力道なき道を越え、宇陀へと

やってきた。



世界遺産ともなっている熊野三山

熊野本宮大社 
家津美御子大神けつみみこのおおかみ
=素盞嗚尊

熊野速玉大社
熊野速玉大神くまのはやたまのおおかみ
=伊弉諾尊いざなぎのみこと

熊野那智大社
熊野夫須美大神くまのふすみのおおかみ
=伊弉冉尊いざなみのみこと

の総称。日本書紀には伊弉冉尊が

熊野の有馬村に葬られたと記されている。

「死者の国」とされ古くからの霊地だった。

神紋 八咫烏

熊野本宮大社の神紋
神々の使いといわれる八咫烏


この太刀は

佐士布都神さしふつのかみ と
=甕布都神かめふつのかみ
=甕都御魂ふつのみたま

呼ばれ、奈良の石上神宮

祀られている。