地中海沿岸のあらゆる文明で聖なる木とされるオリーブは、神の平和のシンボル。鳩がオリーブの枝をノアのものにくわえて戻り、大洪水の終わりを告げる。
「受胎告知」の絵画には、天使ガブルエルがマリアにオリーブの枝を捧げているところが描かれているが、それはキリストの到来によって、神と人間との間に新しい平和の契約が結ばれることを示す。
オリーブは、受難とも結びつく。伝承によると、イエスがメシアとしてエルサレムに入場した際に群衆は彼の通る道にオリーブの枝を敷いたとされる。死の前日、イエスはオリーブ山に入って行き、そこで逮捕された。十字架の木はオリーブとレバノン杉だといわれている。
オリーブの木は、聖母マリアの標章である。