映画「クンドゥン」の中で、鳥葬のシーンがあったので...
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きれいにスライスしてパック詰めの肉以外は
ほとんど「肉」を目にしない日本人には少々キツイかもしれないし
妙な偏見を持たれないために
ちょっと。
紀元前7世紀(紀元前13世紀という説もある)頃
ペルシャ(現イラン)で起こったゾロアスター教(拝火教)で
火・水・風・土という4元素を神聖なものとするというところから
遺体つまりは人間の腐った肉の塊で大地・土を汚してはいけないと
遺体を鳥に食べさせていた。
このゾロアスター教は、ペルシャをはじめ、インドでも信仰者が多く
近代になってもインド国内にはゾロアスター教徒が居住する地域がある。
また、イランの宗教革命のころ、弾圧を恐れて、アメリカやオセアニアに
移住した者もいる。
その考え方が紀元前5世紀頃、インドで起こった仏教と混ざって「鳥葬」の
習慣がチベットに伝わった、残ったのだと思う。
しかし、ゾロアスター教では、遺体をそのまま放置して鳥に食べさせるので
「鳥葬」ではなくて、「風葬」という。
きれいに骨になるまで2週間かかったなんてこともあったらしい(ーー;)
チベットでは鳥が食べやすいように切り刻んで早く食べ終わるようにする。
その際は、子供も参列し人間の命のはかなさを体得させるのだとか。
輪廻転生の考えが基本にあるので、魂の抜けた肉体のはかなさを
思い知る、確認するということなんだろう。
骨も砕いて、大麦の粉で作った団子に混ぜ食べさせてしまうので何も残らない。
終了までの時間が早いほど、生きていた間の徳が高いと考えられているので
専門の職人が手際良く鳥に提供するのだそうだ(-.-)
チベットでは全ての人が「鳥葬」されるわけではなく
一般的に人生をまっとうした人は「鳥葬」
ダライ・ラマや徳を積んだ高僧は「ミイラ」
病気で苦しんだ人は「火葬」
子供や結婚前の若者は「水葬」
理由は記憶にないけれど「土葬」される場合もある。
近年、中国政府から非衛生的であると火葬を奨励されてるそうですが。