5月末締め切りの作品に、なかなか取り掛かれない。

 

これというネタが出て来ない。ネタというのは変だけど。アンテナに引っかかってくる人、モノ、いろいろ。今回は書けないか、としばし悩んでいます。でも昨夜このブログを読み返してここ数年は、いつもそうだったと気付く。一か月前。なんとかなるか?

 

今日は、明日の教室のために、生徒さんたちの作品を読んでいる。二度目。

 

最近になって、気づいたこと。小説の文も作者を表すということ。

内容がどうということでなく、雰囲気、感じ方、作品世界が、その人であると。

抽象的に見える「画」にしても「歌」にしても「演技」にしても。

 

かつては、書くことがあまりに直接に自分を出しているのが、辛かった。

小説として創っても、読む人は、どこかに作者の影を捜すし、すべて事実と思う人もいるし。

そういうことが嫌で、画か、歌かーーーと思っていた時期があった。

でも、すべて一緒だと、今頃になって、わかる。

恥ずかしい、などどいうなら、表現などしないほうが良い。

 

歌にしてもそうで、自分が歌いたい歌、曲を、自分の思うような表現で、声で、歌う以上、

そこには必ず、その人が現れているのだ。

そして、この人は何故、こう書いているのだろうと思う時、技術的なことは置いて、作者が表したい世界に向けて、書いているからと思える。

 

あれこれ、気が散るけど、もう少しで仕事を終わらせて、珈琲タイムにしよう。