1年生のころ、まだコロナ禍で水泳の授業はほとんどなかった。
息子は顔を水につけるのも怖がっていて、プールは苦手そのものだった。
コロナが明けて水泳の授業が本格的に始まり、夏休みの補習にも呼ばれるようになって、これはそろそろ本気でどうにかしないといけないな…と思い始めた。
3年生の夏、嫌がる息子をなんとか説得してスイミングに入れた。
でも最初は、自分より小さい子ばかりのクラス。
体幹も弱くて、ボビングも上手くできず、よく水を飲んでむせていた。
周りが年下ばかりなのが恥ずかしくて、「行きたくない」と言う日も多かった。
正直、なだめながら送迎するのは結構しんどかった。
それでも続けているうちに、少しずつ背が伸びて体重も増えて、水に浮きやすくなってきた。
高学年になっても行き渋りはあったけど、そのたびに話をして、
「自分の命を守れるように、25mは泳げるようになろう」
「どんなにしんどくても、3月でスイミングは卒業しよう」
そう決めて続けてきた。
時にはゲームやおやつで釣りながらだけど、少しずつ進級して、いよいよ卒業前のテストが見えてきた。
あんなにヒョロヒョロで、溺れてるみたいな泳ぎだった息子が、
今ではぽっちゃりしつつも水に慣れて、泳ぐのを楽しんでいる。
コースでは一番年上で、ビート板を配ったり、下の子の面倒を見たりもしている。
上のコースには、もっと小さくて上手な子もたくさんいるけど、
それでも息子なりに、ちゃんと成長してきたと思う。
私も、送迎して、声かけして、気持ちを支えて。
正直大変だったけど、よく頑張ったなって思う。