おはようございます。

 

「見切り千両、損切り万両」 とは、株式投資における格言で、大きな損失を出す前にある程度の損失を覚悟して損切りすることの大切さを説いたものです。

もちろん、損切りするタイミングはとても難しいものです。

 

今日は、「ピッパの法則」 で直ぐに行動した後に、どうするかというお話しです。

 

その対処法は、本当は簡単なことなのです。

上手く行けばそのままどんどん続ければよいことですし、「ちょっと可笑しいな」 と感じれば早めに方向転換することです。

何故かと言えば、神様の後押しがあるか、それとも、警告を発しているかの違いだからです。

昨日もこの判断を迫られる事柄がありました。

 

でも、この損切りがなかなか決断できないものです。

しかもある程度の資金を注ぎ込んでいる場合はなお更です。

 

では、結局は最初の資金はどの程度注ぎ込めばよいかという話になります。

 

手許の余裕資金で動いた場合は、早めの損切りをして 「一つ勉強になった」 と考えた方が賢明です。

「人生に失敗はない、経験があるだけだ」 とも言われますが、損切りにより後の生活に窮することになれば、そんな理屈では生きていけません。

 

やはり自分の調達資金の範囲を考え、取り組む事柄の事業性 (採算性) を十分に検討することが一番であると言えるでしょう。

私も過去に大きな失敗をしました。

でも、自分の調達できる資金の範囲 (手許資金、換金できる資産、金融機関や女房や親からの借りられる金額) 内で、損切りをしましたので、神様からも見放されず現在の生活が出来ています。

今は 「失敗は経験」 として大きな財産 (価値) になってくれています。

もちろん金銭的には打撃です。 住宅ローンを含め金融機関の借入金はすべて返済しましたが、女房には申し訳ないことをしました。

 

現在は 「貸金業法」 により借入金の総額規制や借入金の上限金利が決まっていますので、借入金が必要な場合は、「事業性」 の判断をしてくれる銀行から借りることです。

長期の設備投資をする場合は、DCF法 (Discount Cash Flow Method) という評価方法もあります。

 

消費者金融から借りる場合は300万円が限度だと思ってください。

600万円を借りた場合は 「麻薬と同じ」 です。

一生借金から抜け出せない事態となりかねません。

 

私は東京世田谷の 「豪徳寺」 を女房と訪ね 「招き猫」 をいただきました。

8号25cmの高さで2番目に大きなものです。

 

 

 

右手を挙げているものは 「金運」 を招き、左手を挙げているものは 「人」 を招くと言われています。

豪徳寺のは右手を挙げていますから 「金運」 です。

他の猫と違うのは小判を持っていません。

ここの猫は 「機会 (チャンス)」 を与えてくれるもので、結果として得られる小判は自分の努力次第と言われています。

私はこの素朴な白い招き猫がとても気に入っています。

 

また、東京に行く機会があったら、女房とこの猫達に会いに行きたいと思います。

 

 

令和元年7月11日   ドリス経営教室 西村