おはようございます。
現在、国会では金融庁の審議会が 「老後資金として2000万円必要」 との答申を公表するとか、しないとかで揉めています。
政府は 「100年安心の年金政策」 を打ち出していますので、「年金以外に 2000万円 もの自己資金を準備して置かなければ老後は生活できない」 との答申が出されれば困ったことになります。
でも、民間の試算で既に 「3000万円」 なりの準備をしないと安心した老後は迎えられないとは言われてきておりますので、“何を今さら” という感じがあります。
「何歳まで生きるのか」 は神のみぞ知る領域ですが、私は一応平均寿命の85歳を節目として計算しています。
女房は自分はそこまで生きる自信はないと言っていますし、看板犬 “あい” も後15年弱の命でしょう。
我が家の寿命は後15年として、何を目標にしているか? というと、
「魂が喜ぶように残りの人生を楽しむ」
ように行動しています。
では、十分な老後資金が確保できているのかと思われますが、そんなことはサラサラありません。
「幾らあれば十分か」 という数字は、私がアフラックの保険代理店 (現在は止めています) の研修の時に試算したもので私が納得したものがありますし、これに、自分の人生の目標をアレンジすれば、「残りの人生はこう過ごしたい」 という方向性が見えてきます。
私が勉強するのも、経済教室でセミナーを開催するのも、女房と一緒に旅行するのも、全て自分の人生を楽しむためです。 お金の心配をして楽しむことを遠慮することはありません。
「2000万円」 の自己資金がなければ安心した老後は過ごせない、というようなマイナスイメージは持っていません。
この世に生まれて来て、お金に振り回されて、人生を終わるなんて、まっぴらです。
という訳で、昨日は女房と一緒に ディズニー映画の実写版 「アラジン」 を見て来ました。
企業経営のモチベーション理論に 「マズローの欲求段階説」 というのがあります。
これは、① 生理的欲求、② 安全の欲求、③ 社会的欲求、④ 尊重の欲求、⑤ 自己実現の欲求、 と低次から高次へ人間の欲求は成長していくものであると説いたものです。
最後は ⑤ の自己の向上、あるいは、自己の潜在的能力を実現したいという欲求 となります。
ディズニー映画はどれを見ても、⑤ の自己実現の欲求 をプラスの思想で満たしてくれますので、エネルギーの補給になります。
令和元年6月14日 ドリス経営教室 西村