実家へ戻ってきました。
稲刈りのお手伝いと…
いくつかのお別れをするためです。
ひとつめは、実家の「離れ」。
もともとは曾祖母が使っていたのですが、わたしが小さいころは、両親と妹と、ここで寝ていました。
母屋を建て替えてからは、誰にも使われることなく、ひっそり朽ちていくばかりだったこの建物。
老朽化が進んだことに加え、先日の台風で屋根が傷んでしまったこともあり、年内に取り壊すことが決まりました。
ふたつめは、車。
買い替えることになったため、あちらこちらへ連れて行ってくれたこの子ともお別れです。
それから、駅のそばのショッピングモール。
ここ数年、閑古鳥が鳴いているなぁと思っていたのですが、ついに閉店となりました。
みんなでボウリングをしたり、カフェで長話したり、駐車場で友達のバンドの撮影を手伝ったり…
ここで買ったものもたくさんありますし、とても思い出深い場所でした。
寂しいけれど…
楽しかった思い出を、できるかぎり心に留めておきたいものです。
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今日の旅のお供は、こちらの本です。
「漁港の肉子ちゃん」。
ユーモア溢れる語り口の、あたたかい物語でした。
愛すべき「肉子ちゃん」の口調が、友人とそっくりで…
やっぱり太陽のように明るくおおらかな彼女の声が、「肉子ちゃん」の声となって頭に響きました。
大槻ケンヂ的なペンギンも素敵。
せっかちなトカゲも。
今日の電車で、大きな荷物を持ち、こんなブックカバーをかけた本を持って、泣き笑いしている女を見かけたら…
それはきっとわたしです。

