開場中のハテナ・ピアノの調律 | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

スタッフをされる方は「この時はこうする」ということを知らないと、判断に迷ってしまうことが多々あることと思います。NGではないのに、NGだと思い込んでいるということがあります。そんな場面を切り取ってみたいとタイトルを追加しました。



コンサートホールに入場してから、後は開演を待つばかり・・・という時間のことを、開場中と申します。


その時、


♬ あれっ、お客様が入っているのに、舞台の上では調律師さんが音を出して調律作業中!?どうしよう?マズイ?と慌てたことのある人は?

よく、リハーサルをギリギリまで行う出演者がありますが、リハとお客様の入場は被ってはなりませんが、調律はOKです。


調律はむしろお客様も興味深々のこともありますし、これから開演するワクワク感を更に盛り立ててくれるかもしれません。


でも、調律師さんの方は実は結構焦っていらっしゃることが多いのですが。ギリギリまで、出演者の意向に添いたいと奮闘していらっしゃるお姿もしばしば拝見します。


本当に縁の下の力持ち!



ちなみに開場に向けての準備中は、

♪座席チェックと調律が被る時は、座面を下げた後に自然に戻る「バタバタ」音や靴音を立てるのは、調律師さんに対してデリカシーがないので、そっと作業しましょう!


♪客席の扉を開けスタンバイした後に、出演者が舞台で音を出し始た場合(リハ再開)は速やかに再度閉めますが、調律の場合は基本的には開けたままの状態でスタンバイしてもOKです。