レセプショニストの勤務の形 | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

私たちレセプショニストの仕事として、基本的には金銭を扱うことは致しません。少なくとも、私の経験した首都圏のいくつかのスタイルのホールでは・・・。ですので所変れば違うかもしれませんのでお含み置きください。そして、クラシック音楽専用のホールに限ってのお話です。


ショップや、プロモーターのグッズ売り場、バーコーナーはレセプショニストとは全く別部隊です。館内の同じ制服の場合であっても、仕事としては全く別だったりします。オーケストラの物販では、後援会の手によることがあったり、CDは多くはCDショップや楽器店から出張してきたりします。


そんな私ですが、あるホールで金銭のやり取りも絡んだ「オペラグラスの貸し出し」という業務をこなしたことがあります。バレエやオペラやミュージカルの公演もする、○○ホールで。そこのレセプショニストさんたちは別にお仕事しているわけですが、その時は応援という形で出向き、オペグラの貸し出しに専念しました。


専属のホール以外の別のホールも、事務所が同じであれば、時折レセプショニストの仕事に行くことがありました。私の場合は違うホールでも身内ばかりのメンバーのことが多かったですし、上記のように親戚関係にあるホールの人手不足に協力するスタイルもあります。


しかし事務所の運営形態によって、一つのホール専属ではなく、事務所に登録しておいてその都度出勤できるホールに派遣するような勤務形態の所もあり、形はマチマチです。


元々ダブルワークで仕事している人もありますが、中には行き慣れたホールのなんとなく見慣れたスタッフが、実は違うホールで違う制服を着て働いていることがあるのです。よく演奏会に行かれる方は、見つけると面白くありませんか?私は、お客様を密かに見つけることがよくありますよ(笑)