コンサートホールでお客様が大切なものを紛失されて、ちょっとした騒ぎになるということが時々起こります。
そのなかで、女性の身につけるアクセサリーは珍しくない落し物です。たいてい、ご本人が気付かれて、血相を変えてご照会にいらっしゃいます。
特に冬場、手袋を外す際に指輪を失くされるということが起こりがちです。夏でも、UVガードに手袋を嵌められますのでご注意いただきたいところです。
また、お化粧室で手を洗う際に外して忘れてしまうなどということもありました。
例えば今年の冬、お母様の形見だというそれはそれは大切な指輪を紛失され、慌ててお申し出になったお客様がありました。スタッフも探しているところへ運よく、他のお客様が拾って届け出てくださいました。
受け取った同僚は、その高価そうな指輪に震えるくらい緊張するものだったそうです。落とされたお客様のお話によると、その形見の指輪はサイズがぶかぶかだったものを、そのまま身につけておられたそうです。
見つかって事なきを得ましたが、もし万一盗難や、清掃の時にきづかれぬまま掃除機に吸われるなどという事態がないとは限らず、本当によかたです。
ちなみに同様に、イヤリングの落し物も多く、同じように「大変高価なものなのに・・・」というお客様のお申し出に何度か対応したことがあります。
薄暗い客席も気になりますが、お化粧室、またはクロークのカウンター前で紛失されることが圧倒的に多いのではないかと思います
皆さまも時々はちゃんと身についているかチェックして、どうかお気をつけくださいませ