打ち合わせ | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

最近、演奏会の話題から離れてしまっていましたので、この辺で少し続きをあせる


演奏会を主催する立場に立った時に、レセプショニスト付きのコンサートホールを使う場合について、当日「表方」の担当(裏方に対して表。おもてかた=お客様をお迎えする担当)をするとします。


その中でも一番ダイレクトにお客様と接するのが「受付」となります。ここから少し、過去の話題と重複する部分もありますが、ご了承くださいね。


まず、自分が主催するときに受付の担当を誰かに依頼するにあたり、知人などに頼んで「当日直前に来てもらえばよい。」と、思われる方が圧倒的に多くいらっしゃいます。


その殆どが間違えなく「当日のチケットをお代金と引き換えにお渡ししたり、御招待のお客様の対応をする程度だから。」というイメージでそうおっしゃいます。(結婚式の受付に似たイメージでしょうか。)


ところが、当日、コンサートホール側の表方担当者と、軽く打ち合わせ(最終確認程度)をするとして、何も知らずにやってき来た受付担当者は、話の内容がちんぷんかんぷんになりかねません。


コンサートホールの表方は、会社で言うところの役職をもった上司という位置づけの人と、レセプショニストの代表格の人と、そして主催代表というメンバーが揃うことになります。当日気軽にやってきた受付担当者が、ここでいきなり自分が主催代表として、色々と「これはどうしますか?」と尋ねられても困りますし、普段は演奏会の運営に携わったことのない方であれば、楽器の演奏の経験とは全く関係のない所の話となりますので、質問の意味すら理解できないことになってしまいます。


直前の打ち合わせでの決定事項が、「主催者の意向」として、後にレセプショニストたちに伝達され、ひいてはお客さまにもそのように対応することになる、非常に大事な場面となります。


もっとも、事前にコンサートホール側と、直接の主催者(出演者本人であったり、その代わりとなる人の間)で、打ち合わせはしていますが、当日確認のことも多く出てきてしまいます。


次回、続きで、具体的な打ち合わせで聞かれそうなこと、用意しておきたい対応や気をつけたいこと等をご紹介したいと思いますつづく今日はここで失礼しますペコリ